ビタミンB2(リボフラビン)について
どうも、NOVAST®ヘルスコーチの中村です。
ビタミンの種類が多すぎて覚えられない!
特にビタミンB群の種類が多くて苦手!
そんな方は必見です。
1つずつ重要性を理解すると、むしろ忘れられなくなります(笑)
今回は酵素活性にも重要なビタミンB2(リボフラビン)について解説いたします。
ビタミンB2(リボフラビン)とは
リボフラビンは発育のビタミンと呼ばれており、特に成長期には欠かせないビタミンです。
三大栄養素の代謝促進に関与し、皮膚や髪の健康維持に必要です。
あらゆる遺伝子発現に必要なメチル化にも関与します。
また個人的に最も重要だと感じているのが、グルタチオンペルオキシダーゼという酵素を働かせて過酸化脂質を分解する機能です。
ビタミンB2は過酸化脂質の分解に関与
過酸化脂質はその名の通り、身体のなかで酸化し過ぎた脂質のことで、身体にとって非常に悪い作用をもたらします。
さまざまな生活習慣病、たとえば動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、老化と関与し、それ自体が発がん性をもっています。
どうしてこんな悪いものが身体のなかにあるのか?
それは我々が酸化しやすい多価不飽和脂肪酸を摂取する必要があるからなのですが、脂質に関しては過去にも紹介していますので是非ご覧ください。
ですが、ビタミンB2によってグルタチオンペルオキシダーゼがこの酸化した脂質を除去してくれますから、めちゃくちゃ重要な栄養素と言えます。
ビタミンB2はグルタチオン不足を解消する
グルタチオンペルオキシダーゼは『グルタチオン』を使って過酸化脂質を分解したり、酸化ストレスを作る活性酸素種(ROS)を除去してくれます。
グルタチオンはや有害な毒素を除去することができるスーパーヒーローです。
ただし、1度使われたグルタチオンはもう使えません。
役立たずです。
グルタチオンが不足するとグルタチオンペルオキシダーゼが働きたくても働けない状態です。
そこで、ビタミンB2は分解されて機能しなくなったグルタチオンを復活させることでグルタチオンペルオキシダーゼを働けるようにするわけです。
ここで、NADPHという補酵素も必要なのですが、こちらは動画がありますので併せてご覧ください。
ビタミンB2が多く含まれる食品
ビタミンB2は豚レバー、サンマ、ブリ、卵、納豆、モロヘイヤ、アーモンド、のり、チーズなどに多く含まれています。
ここにも納豆がありますね。
納豆は私が一番オススメする食品です。
是非1日1パック摂取して頂ければと思います。
ビタミンB2欠乏症と過剰症
不足すると口内炎や口角炎ができます。
他にも皮膚炎、角膜炎、胃腸障害、発育障害などがあります。
もちろん、この記事のメインであるグルタチオンペルオキシダーゼとの関係から、老化や生活習慣病、免疫力低下の原因にもなります。
ビタミンB2は水溶性ビタミンなので過剰症はありません。
ただし、栄養ドリンクやサプリメントなどで摂取した場合、おしっこが黄色くなってびっくりすることがあります。
これは過剰分が排泄されただけですので全く問題ありません。
さて、ビタミンB2が忘れられなくなりましたね(笑)
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