新型コロナウイルス感染症と呼吸
新型コロナウイルス感染症の軽症者・無症状者についてパルスオキシメーターで、酸素飽和度(SpO2)や呼吸数の確認をし、健康状態を把握することが重要である
サチュレーション(SpO2)とは
体内のヘモグロビンと結合した酸素量の割合のこと
パルスオキシメーターを使い、皮膚を通して光の吸収度で測定します。
正式名称は、経皮的動脈血酸素飽和度といいます。
一方、直接動脈血から測定したものをSaO2といい、SpO2とほぼ同じ値となります。
実際の測り方
基本的には、パルスオキシメーターの赤い光が上から爪に当たるように、機械で指を挟みます。
測定時の注意点
・安静にしているか(運動直後では誤差が生じるため)
・体動はないか
・冷感はないか
・マニキュアをしていないか
・動脈の血流を検知しているか
・指の位置は適正か
正確に測定するため、これらに注意して計測します。SpO290%以上を目安に観察します。
ただ
SpO2以外にも気をつける事はあります
それは、呼吸数です
例えば
不明熱精査で入院した患者で
「頻呼吸になっているが,SpO2は98%あるから大丈夫だろう.」と思ったら
30分後にショック状態となり,SpO2は83%まで低下
→頻呼吸は敗血症の徴候だった
なぜか
SpO2は呼吸数で代償しきれなくなったときに低下が始まるため,呼吸数の反応よりも遅れることになる。
このため,呼吸数は鋭敏なマーカーとして非常に重視されています。
すべてがあてはまることではないですが、
何のために測っているのか分かるだけでとらえ方が変わって来ると思います。
疑問があれば主治医に聞いてみて下さい!
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