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体の硬い子どもはストレッチで柔らかくなる?柔軟性アップのポイント
「うちの子どもは身体が硬い」「部活や体育でよくケガをする」
こういった悩みを抱えるパパ・ママは、ぜひ子供と一緒にトレッチを行いましょう。
ストレッチは、体をほぐすだけでなく、ケガの予防や倒れにくい身体を作るのに効果的です。
加えて、ストレッチは姿勢の改善やストレスの低減にも効果が期待できます。
子どもでも簡単に取り組めるストレッチを5つご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最近は運動不足の子どもが増えている
運動不足は、筋力低下だけでなく身体の不調やストレスの悪化にも繋がります。
最近の子どもの生活は、学校生活やテレビゲーム、外遊びの減少などにより、
長時間室内で過ごすことが増えています。
身体を動かす機会が少ない状態が続くと、筋肉は徐々に固くなり、
固い筋肉は血管を圧迫することに。
その結果、体中に栄養が行き渡らなくなり、疲労物質も溜まりやすくなってしまいます。
子どもにストレッチを勧める理由
ストレッチは、固くなった筋肉を解し、本来筋肉がもつ柔軟性を取り戻すために行うものです。
近年、ストレッチが体に及ぼす
さまざまなプラスの効果がわかってきました。自立神経のひとつ副交感神経(※)の働きにも大きな影響があるといわれています。効果には個人差があるものの、ぜひ習慣化して取り組みましょう。
(※)副交感神経:身体がリラックスする信号を送る神経系のこと
ケガをしにくい体作り
ストレッチによって筋肉の柔軟性が高まることで、関節の可動範囲が広がります。
筋肉同士をつなぐインナーマッスルの動きも良くなるため、スポーツにおける
パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。
さらに、日常生活で転びそうになったり、試合中の接触プレーなどで、
倒れにくく受け身も上手になるため、ケガをしにくくなります。
姿勢を良くする効果がある
運動不足が続くと、背筋が弱ってくるため猫背になりやすくなります。
加えて、テレビゲームやスマホなどを使う機会が多い子どもは、
より姿勢が悪くなりがちです。子どもの頃の姿勢はクセになりやすく、
将来、腰や肩の痛みが出てくる原因にも繋がります。
ストレッチには、筋肉を解すと同時に
姿勢を維持するための筋トレや姿勢矯正の効果があるのでおすすめです。
子どもにきれいな姿勢をとってほしいパパ・ママは、ぜひ一緒にストレッチを行ってあげてください。
リラックス効果
ストレッチで血流が改善すると、疲労物質が身体に溜まりにくくなるため
しっかりほぐすほどリラックス効果が高まります。
特に、お風呂上がりは効果的です。湯船に浸かることで身体が温まり
副交感神経が活発になるため、筋肉がほぐれやすくなります。
お風呂から上がってすぐ、身体が温かいうちに、ストレッチを行うようにしましょう。
子どもにおすすめのストレッチ5選!
体の硬い子どもでも簡単に行えるストレッチを5つご紹介します。
最後の2つは1人ではできないので、ぜひ親子で取り組んでください。
パパ・ママにとっては、ストレッチを通じて子どものとのコミュニケーションを図ることもできますよ。
【一人でできる】肩&脇腹をほぐすストレッチ
1.片方の肘を頭の後ろで掴み、掴んだ腕の方へゆっくり引張り数秒キープ。(写真左)
2.反対の腕も同様に、逆側へ引張る。(写真左)
3.片腕をまっすぐクロスさせて、逆の手で胸に引き寄せる。そのまま数秒キープ(写真右)
4.反対の腕も同様に、逆側へ引き寄せる。(写真右)
5.1〜4を繰り返す。
【一人でできる】片膝を抱えるストレッチ
1.仰向けで寝て、両足をまっすぐ伸ばします。
2.片膝を両手でつかみ、胸のあたりまで抱えるように引き上げます。
3.呼吸を止めずに、その姿勢のまま数秒キープします。
4.両足を交互に繰り返します。
【一人でできる】足を伸ばして前屈
1.床に座り、両足を真っすぐ伸ばします。
2.そのまま骨盤から前に倒していき、指先を掴みます。このとき、腰を丸めると効果が無いので注意しましょう。
3.指先を引っ張るようにして、徐々に前に倒していきます。
4.キツいと感じたところで止めて、数秒〜数十秒キープします。呼吸をゆっくり乱さないようにしてください。
【2人で行う】肩・背中のストレッチ
1.お互いに背中合わせで、まっすぐ立ちます。
2.子どもは頭の上でまっすぐ両手を伸ばします。
3.パパ・ママは子どもの両手を掴み、ゆっくり背中に乗せるように腰から前に倒します。このとき、子どもの手は真っすぐ伸びた状態で身体が反るように背中に乗せるのがポイントです。
4.そのまま数秒キープします。その間、呼吸を止めないようにしましょう。
【2人で行う】ハムストリングスを伸ばすストレッチ
1.子どもは仰向けに寝て、パパ・ママは子どもの横に立ちます。
2.片足を掴み、上に持ち上げていきます。このとき、反対の脚が上がってしまうようなら、上に乗って軽く押さえます。
3.痛みを感じる一歩手前まであげて、そのまま数秒キープしてください。
4.両足を交互に繰り返します。
子どもの頃にストレッチする習慣をつけよう
子どもの体も大人と同じように、放っておくとどんどん身体が固くなってしまいます。
固くなった筋肉をストレッチでほぐそうと思っても、簡単にはほぐれません。
そこで、毎日とはいいませんが週に数回もしくは部活後には欠かさずストレッチを行うなど、
続けやすい方法で継続してストレッチを行うのがおすすめです。
親子のコミュニケーションを図るきっかけにもなるので、ぜひパパ・ママも一緒に取り組んでみてくださいね。
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