厚底シューズは“子供に悪”か?
地面をしっかり蹴るには、
3つのアーチ
内側縦アーチ
外側縦アーチ
横アーチ
これによって、大きな力を地面に加えることができ、速く走ったりすることが可能となるからです。
足のアーチは、骨、靭帯、筋肉によって形成されますが、ジュニア期には完成するには至っていません。
つまり子供のときは、この未完成なアーチをしっかりホールドしてくれる機能を持つシューズを選ぶ必要があります。
シューズを買いに行ったときに、土踏まずの部分がしっかりフィットしているか、子供に聞いてみてください。
ちなみに、話題となった厚底のランニングシューズ
これはシューズの内部にカーボンプレートを挟み込むことによって、前方向への反発をもたらす構造になっています。このプレートをクッション性の高い素材で挟むことで“厚底”になっているわけです。
これを子供に履かせると良いか、と聞かれれば、答えはノーです。
なぜなら、
厚底シューズの効果をしっかり得るためには、
しっかりとアーチが形成され
プレートの反発を活かせる脚として完成している必要があります。
しかも、片足200gを切るような軽量シューズですから、安全性の面でもおすすめできません。
ジュニア期にはどのようなポイントを押さえてシューズを選べば良いのでしょうか。
子供はアーチが未成熟でシルエットも細長なので、運動中にシューズの中で足が動くことが考えられます。
軽さやつま先のフィット感に重点を置くよりも、中足部から踵がしっかりフィットするものを選びましょう。
歩いても走っても踵が浮いたり、シューズが脱げてしまうシューズは、足の成長に伴う動きに悪影響を及ぼすことが考えられます。
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