PTAは「できる人が」から「やりたい人が」へ
長時間労働でも、シングルでも、「免除できません」と言われてPTA役員をやらされている友人知人を見ているので、「できる人が、できるときに、できることを」をモットーに掲げているPTAっていいな、って思っていた。
けど、ちがうんだ。
PTAはボランティア。
「自発的」ということを考えると、「やりたい人が」であるべきなんだ。
「できる人が」だと、「(無理をすれば)できる」「(やりたくないけど)できる」も含まれてしまう。
そうすると、「(私も無理をしたんだから)あなたもできるよね?」「(やりたくないけど)やって当然でしょ?」、無理強いやズルイという感情が生まれて当然だ。
……「やりたい人が」だとやりたい人なんかいなくて、学校へのサポートがなくなって先生が大変になるんじゃないか。
そもそもボランティアが「必ずあるもの」という前提がおかしいのだ。
あくまでボランティアなのだから、やりたい人がいるときもあれば、いないときも当然ある。
先生が大変そうだから、自分の子どもにかかわることだから手伝いたいな、という人の好意であるべきで、それを他人に強いてはいけない。
(教員の働き方改革へ協定 佐賀県PTA連合会と県教委
こんなニュースもあったけど、PTAの労力があることを前提とした改革にならないといいな。)
「やりたい人が、やりたいときに、やりたいことをやる」ほうが、雰囲気がよくなって、やりたい人も増えるんじゃないかと思うんだけどな。