浮き指はシンスプリントの原因に?
こんにちは!
日本身体運動科学研究所 代表の笹川です。
前回は従来のシンスプリントへのリハビリに関する矛盾についてお話しました。
特に足首、脛にまつわる事でしたが、
今回は足部、足裏、足趾を解説します。
私のYouTubeチャンネルにも
足首の関節トレーニングを載せて
いるのですが、こちら御覧ください。
→ https://youtu.be/0qx7CGHr0c0
この運動の中の
後脛骨筋と腓骨筋は何度か
メルマガでも大事とお伝えしていますが
A 足趾を屈曲(握った状態)させて後脛骨筋を行う
B 足趾を伸展(指を反らせた状態)させて後脛骨筋を行う
ということをしてみてください。
では、よろしいでしょうか?
分からないという方は
実際に動画を見て実践してみてくださいね!
→ https://youtu.be/0qx7CGHr0c0
で、AとBで明らかに足部でも
収縮する場所が変化したのを
確認できたと思います。
Aふくらはぎの内側、すねの内側に力が入る
=後脛骨筋が収縮する
Bふくらはぎの真正面に力が入る
=下腿三頭筋が収縮する
感じだったのではないでしょうか?
足趾の状態がちょっと違うだけで、
筋肉というのは働く条件が変わるので、
狙った部位を促通させることができなくなるわけです。
指が反りやすくなるのは
母指球や小指球の筋力が
強く関係しています。
※捻挫のところでお伝えしましたが
腓骨筋が弱くても長趾伸筋がかばうので
反りやすくなります
母指球や小指球が弱い
→ 指が反りやすくなる
→ 足首を左右で支えている
後脛骨筋、腓骨筋が働かない
→ 長母趾屈筋、長趾屈筋が過剰に働く
という流れで
シンスプリントの原因である
脛への負担は増えるわけです。
ちょっとした姿勢や肢位によって
働く筋肉は変わります。
一つ一つ、筋肉には役割があるからです。
もしサボっている筋肉があれば、
そのしわ寄せやガンバる筋肉が
出てくるわけです。
長趾屈筋がガンバり過ぎるとシンスプリントへ
下腿三頭筋がガンバり過ぎるとアキレス腱炎へ
つながるわけですね^_^
そして、
施術家やセラピストは
そういったクライアント、患者さんの
小さな異変に気づいて指導してあげると
いうのが大切だと思っています。