第57回理学療法士国家試験午前17、18ー胸部CTー
第57回理学療法士国家試験を1問ずつ解説。今回は連続の問題だったので2問。
私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。
音声を聴きながらがおすすめです。
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それでは参りましょう!
17問目の勝因
仕事柄、胸部CT画像を見ることが多く、それなりに知識があったのでわかりました。
ポッドキャストでも話した通り、間質性肺炎は肺胞と肺胞の間で炎症が起き、白く映ります。
それに一番近いのは4番だと思いました。
3番も肺炎ではあると思います。
脳画像は学校で習うようですが、胸部の画像も習うのでしょうか?私が学生時代は実習中も含め、胸部CTの画像は見たことがありませんでしたが。
求められるレベルがどんどん上がっていますね。
18問目の敗因
これは血圧など、数値に注目しすぎていたと思います。
1番はさすがに血圧低下が著しいのでわかりますが、今になって思うと自覚症状でめまいと動悸がある時点でトレーニングは中止すべきです。
ですので、自覚症状だけでこの問題は判断できたかもしれません。
反省会
17に関しては自信を持って答えることができました。
しかし、私が学生だったら全然わからないと思います。
代表的な肺疾患がどのように映るか、ざっくりでもいいので見ておいて頭の片隅においておく必要がありそうです。
18は試験問題でも普段の業務でも血圧などの数値に注目しすぎていたと振り返るいい機会になりました。
バイタルサインは非常に大事ですが、自覚症状も含めて状態を判断しなければいけないので、普段の臨床からトレーニングしていこうと思います!
学生であれば、実習で患者さんと接する機会にトレーニングしてみてはいかがでしょうか。
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※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html