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阪神優勝はファンのwell-being!

10/26、阪神が敗け、ヤクルトが勝ったことで2021年シーズンはヤクルトのセ・リーグ優勝が決まりました。

まずはヤクルトの選手・スタッフ、ファンの皆さん、おめでとうございます!

特に後半、強かったです!
山田・村上の3・4番は驚異ですし、
高橋・奥川の先発も迫力ありました!

さて、ヤクルトの優勝が決まった翌日、
阪神ファンの通所リハの利用者さん2名がこんなことを言ってました。

「普段ビール飲まないけど、スーパーで2本セットが安かったから、阪神優勝の時に祝杯をあげようと買ったのに…日本シリーズまでお預けや」

「私が甲子園行くとずっと勝ってるの。今年も行ってやりたかった!足がよくなって、コロナもなくなったら行けるのに」

一昨年3位、昨年2位……
その前には巨・阪・中時代てのもあったけど、CSに出ても優勝は16年間していない。

私も生粋の阪神ファン。
利用者さんの言うことはホンマに共感できます!

特に今年は前半戦から手応え十分!
私は大阪で働いているので、上記の利用者さん以外にも阪神ファンの方はいっぱいいますから、みんな優勝を期待したものです。

しかも、交流戦も2位フィニッシュ!7、8月はちょっともたついたけど、9、10月は大きく勝ち越し!

なのに、なぜッ⁉︎

選手も監督も不調やケガがありながら采配と粘り強さでとても良い戦いをしていて、私には批判する気は全く起こりません。
やはり、ヤクルトがそれ以上に強すぎただけなのか?

あまりに悔しくてちょっと調べてみました。
阪神が優勝を逃した要因。

イメージとデータ。
理学療法士をしているとやはり客観的データというのは説得力があるので、今回も数字で考えてみました。

テーマは……
サトテル、勝率、エラー!

サトテル

今年の阪神を語る上で最重要人物であるドラ1ルーキー佐藤輝明選手。通称・サトテル!

2021シーズンの主な成績↓
打率:.238  HR:23  打点:64
三振:173  併殺打:2

まず、ルーキーであるということが大前提。
どう見ても十分でしょ、という数字。

三振かHRか。まさにロマン砲ですね!
西武戦なんて、HR  三振 HR  三振 HRですからね。

後半戦59打席ノーヒットという記録を打ち立てたことで、後半戦に首位陥落の要因として大きく取り上げられてしまいました。

「サトテルが打つとチームが乗る」
「打線を引っ張ってたのは佐藤なんですよ」

などと言われていましたが、
本当に“サトテルが打つとチームが勢いに乗って勝つ”のでしょうか?

ここではHRのみに焦点を当ててみました。

サトテルがHRを打って勝った試合:13試合

24本打って13試合勝っている。つまり勝率54%。
なんとも微妙な数字ですね。

ちなみに、阪神がノリノリだった交流戦までは、10本HRを打って、そのうち8試合で勝っています。
前半戦なら、“サトテルが打てば勝つ!”と言えていたかもしれません。

ちなみに、大山もよく何番でもチャンスが回ってくると言われていて、こちらも“大山が打てば勝つ”と言われる存在ですが、大山の成績も調べてみました。

大山がHRを打って勝った試合:14試合。

年間HR21本なので、勝率にすると67%です。

こうみるとサトテルより“大山が打てば勝つ”確率が高いように見えます。

もちろん、誰でも打てば勝つ確率は上がりますが、やはり大山の方が実績もありますし、サトテルより大山がドカっと中心に座るチームである方がいいのだと思います。
それでも左右の和製大砲の存在は来季以降も楽しみですね!

勝率

阪神の2021シーズンの勝敗
77勝56敗10分 勝率.579

ヤクルトはこの投稿時点であと1試合残していますが、
73勝51敗18分 勝率.589

一番勝ったのは阪神だけど、勝率を競うペナントレースなので優勝はヤクルト、ということです。

一番目を引くのは引き分けの差ですね。
解説者でYouTuberの里崎智也さんも
今年は9回までだから引き分けがものすごく左右してくる
と開幕前に言ってましたが、まさにその通りです。

つまり、負けを勝ちにしなくても、負けを引き分けにできていたら優勝できたのではないか?と思ってしまいます。

ものすごく短絡的な考えですが、1点差負けをもし引き分けにできていたら…と、素人は考えてしまうわけです。
更に、次の“エラー”と被りますが、エラーが無ければ負けてなかったのではとも思ったりします。

そこで2021シーズンで1点差負けの試合を調べてみると、14試合あり、エラーが記録された試合はそのうち5試合でした。

もちろんタイムリーエラーとは限りませんが、エラーしたことでチャンスが広がったり、本来なら回ってこなかった打者に打順が回ったりすると思うので、やはりエラーは1点差負けの試合では悔やまれるものです。

もし、この5試合でエラーをせずに引き分けにできていた場合の阪神の年間成績
77勝51敗15分 勝率.602

つまり、優勝です!

では、次はなぜエラーが多いのか?です。

エラー

よく言われるのは、「甲子園は土のグランドだから」ですけど、それは今に始まったことではないし、送球エラーが多い言い訳にはなりません。

フライとゴロならエラーが起きる確率はもちろんゴロの方が高い。

フライ:球に追いつく→取る
ゴロ:球に追いつく→取る→投げる→受け手が取る

アウトまでの工程に差があります。

私が述べるより明確な数字を出してくれた記事があるのでご参照ください!

青柳を筆頭にゴロピッチャーが多いんですよね。

加えて、捕手は梅野、坂本というブロッキング能力の高い陣容であることを考えたら、奪三振能力の高い先発投手が欲しいところにはなります(もちろん、守備力強化は必要ですが)。

その点で、高橋遥人の復帰は大きかったですね!
ケガがちなので、来季は休ませながらでもシーズン完走を果たしてほしいです。

あと1人ぐらい奪三振型先発投手がほしい……藤浪ですかね?あとはルーキー左腕の2人か、及川の先発転向か?

先発ローテーションでゴロピッチャーの中に奪三振型がハマることで相手の目先を変えることにも繋がるので、そこの育成・発掘も頑張ってほしいですね!

普段とは全然違う記事になってしまいましたが、
それだけ阪神が今年優勝を逃したことが悔しかったということで、ご了承ください。

時々、こういう自分の想いを露呈する系の記事を載せることがあるので、気軽に読んでいただけたらと思います。
そこから入って、普段書いてる理学療法士や医療・介護、高齢者のwell-beingなんかに興味を持ってくださる方がいると最高です!笑

おわり

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