「腹筋エクササイズではお腹痩せできない」のは本当か?
こんにちは。パーソナルトレーナーの町田晋一です。
「腹筋エクササイズをしてもお腹痩せはできません」という声も耳にしますが、私は腹筋エクササイズも、いや腹筋エクササイズこそお腹痩せに有効であると考えます。
そこで今回は、腹筋エクササイズこそお腹痩せに有効と言える理由と、腹筋エクササイズをお腹痩せ効果に繋げるポイントをお伝えしたいと思います。
腹筋エクササイズがお腹痩せに有効と言える理由
では、なぜ腹筋エクササイズこそお腹痩せに有効であると言えるのか?
お腹がポッコリ出た状態、いわゆる「ポッコリお腹」と言われるものは、骨盤の開きが原因と言われています。その骨盤の開きを引き起こす背景の一つとして、腹筋の筋力低下が挙げられるからです。
腹筋が筋力低下して緩むと骨盤が開き、内臓が下垂することでお腹がポッコリ出た状態になります。
そのため、腹筋エクササイズはお腹痩せに有効と言えるのです。
お腹痩せ効果に繋げる腹筋エクササイズのポイント
もちろん、闇雲に腹筋エクササイズを行ってもお腹痩せ効果は期待できません!
そこで腹筋エクササイズをお腹痩せ効果に繋げるには2つのポイントを踏まえる必要があります。
1つは腹横筋、内腹斜筋、腹直筋下部を刺激するエクササイズを行うことです。そうするとお腹痩せには、シットアップやクランチよりも、ドローインやプランク、レッグレイズなどが有効であると言えます。
もう一つのポイントは、これら腹筋群がしっかりと使える状態にした上で、エクササイズを行うことです。おそらくターゲットとする腹筋群が使えていない状態でエクササイズをしているケースが多いのではないでしょうか。
そこで腹筋群が使えるように「ストレッチコンディショニング」を用います。
腹筋エクササイズでお腹痩せ効果を高めるストレッチコンディショニング
「ストレッチコンディショニング」とは、ストレッチを用いて筋肉や関節を使えるようにする調整法です。
まず骨盤後傾方向の動きを制限している「腸腰筋」をスタティックストレッチで緩めていきます。
①脚を前後に開き、後ろ脚はしっかり伸ばし前脚の膝を立ててその膝の上に両手を乗せます。
②重心を真下に下ろし、骨盤を後傾させることで腸腰筋がストレッチされます。目線をお腹の方に向けると骨盤が後傾しやすくなります。
心地よく伸ばされていることを感じながら、20〜30秒間伸ばし続けます。
次に骨盤後傾方向の動きを高めるダイナミックストレッチを行います。
四つん這いになり、腰を軽く反らせた体勢から丸めていく動作を10回繰り返します。
ゆっくりと、少しずつ動きを大きくしていくことが可動域を広げるコツです。
その上で改めて腹筋エクササイズを行うと腹筋群にしっかり効いていることが実感できるようになります!
お試しください!
腹筋エクササイズはあくまでもお腹痩せエクササイズの1つ!
最後にお伝えしておきたいことがあります。それは、「腹筋エクササイズは『お腹痩せエクササイズの一つ』にすぎないということ」です。つまり、腹筋エクササイズだけではお腹痩せは完結はしないのです。
いくつかのピースを組み合わせてパズルが完成するように、いくつかのエクササイズを組み合わせることでお腹痩せは完結するのです。
腹筋エクササイズ以外でお腹痩せに効くエクササイズについては、随時お伝えしていきますね!