「糖質」を摂ると痩せやすくなるって本当?!
こんにちは。お腹瘦せトレーナーの町田晋一です。
突然ですが、皆さんは「糖質」といえばどんなイメージがありますか?
おそらく「太る」と答えた方が多いのではないでしょうか。
しかし、「瘦せやすいカラダ」にする上で、糖質も欠かせない栄養素と言えるんです!
では、なぜ糖質を摂ると瘦せやすくなるのか、詳しくお伝えしたいと思います。
そもそも「糖質」とは?
まずは「糖質」について改めて理解しておきましょう。
糖質とは炭水化物のうちの一つで、「カラダを動かすエネルギー源」となります。つまり、自動車でいうところの「ガソリン」にあたります。
糖質は消化されて「ブドウ糖」となり、血液中に溶けて「血糖」となってカラダの中で1gあたり4kcalのエネルギーとなります。
血糖の一部は、筋肉や肝臓で「グリコーゲン」として貯蔵され、血糖がエネルギーとして使われ不足してくると肝臓内のグリコーゲンが化学反応によってブドウ糖に変換されるようになります。
筋肉内のグリコーゲンは、筋トレなどの筋肉運動のために使われ、ブドウ糖には変換されません。
糖質の一日の摂取量の目安
糖質の一日の摂取量の目安は、一日の総摂取カロリーの50~65%を糖質から摂るのが望ましいと言われています。
一日の総摂取カロリーは〈標準体重×身体活動量〉で求めることができます。
標準体重は〈身長(m)×身長(m)×22〉で求められ、身体活動量は座り仕事が多い人であれば25~30、立ち仕事が多い人は30~35、力仕事など重労働が多い人になると35~となります。
例えば身長が160㎝で座り仕事が多い人であれば、
標準体重 1.6×1.6×22=56.3 身体活動量 25
一日の総摂取カロリーは
56.3×25=1407.5
約1400kcalとなります。
一日に必要な糖質の摂取量は
1400×0.5~0.65=700~910kcal/日となります。
ちなみにご飯茶碗1杯が約250kcalなので、ご飯茶碗3杯分となります。
糖質を制限し過ぎることで起こりうる問題とは?
糖質はカラダを動かすエネルギー源となるので、制限しすぎてしまいますとエネルギー不足となってしまいます。
エネルギーが不足することで起こりうる問題として、
①集中力の低下
②基礎代謝の低下
という2つが挙げられます。
①集中力の低下
糖質はカラダだけではなく脳や神経のエネルギーにもなるので、集中力が低下したり頭がボーっとしてしまったりして様々な問題をもたらすと言えます。
②基礎代謝の低下
それだけではありません!エネルギーが不足すると、カラダは筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとしてしまいます。
そのため、筋肉量が減少してしまい、基礎代謝の低下をもたらしてしまうことになります。
基礎代謝は一日の総消費エネルギーの70%を占めていることから、基礎代謝が低下してしまうと消費エネルギー量が減少してしまい、脂肪のつきやすいカラダになってしまいます。
このようなことから、糖質を制限しすぎてしまうと、却って脂肪のつきやすいカラダになってしまうと言えるのです。
「瘦せやすいカラダ」にする上で糖質が必要と言える2つの理由
基礎代謝を上げることで消費エネルギー量がアップし、瘦せやすいカラダにすることができますが、それには筋肉量を増やすことが必要です。
その筋肉量を増やす上で、糖質も必要となるのです。
理由は2つあります。
1つは、筋肉量を増やすための筋トレにおいてエネルギーとなるのは糖質だからです。
もう一つの理由は、タンパク質は本来筋肉作りの材料となりますが、エネルギーが不足した状態でそれだけを摂っても、筋肉作りの材料として使われなくなってしまうからです。
このようなことから、瘦せやすいカラダにするには糖質も必要と言えるのです!
糖質を摂る上で注意すべき点
最後に糖質を摂る上で注意すべき点を2つお伝えしておきましょう。
1つは、夜は身体活動量が少なくエネルギーを必要としないので、夜食での糖質摂取は控えるようにしましょう。
もう一つは、砂糖を使った甘い物は、なるべく控えるようにしましょう。
砂糖を使った甘い食べ物や飲み物は、吸収スピードが素早く短時間で血糖値が上昇してしまうので、エネルギーとして使われないとすぐに中性脂肪に変換されてしまうからです。
摂るとしたら、運動直後のようなカラダがエネルギーを欲しているタイミングで摂るのがお勧めです。
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遠回りすることなく、ご自身に合った方法を見つけることができるからです。
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最後までお読みいただき、有難うございました!