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「変わる」を決める自己効力感
自己効力感とは
提唱したのは心理学者の
アルバート・バンデューラであり、
「達成をもたらすような一連の行動を
計画し、実行する能力に対する信念」
と述べている。
ある状況を変える手段を遂行する自己評価、
遂行できるという確信の程度 ということ。
バンデューラは社会的学習理論を構築しており、
その中で、人間の行動を決定する要因として
1.先行 2.結果 3.認知的
をあげている。
この先行要因の中に予期機能があり、
結果予期:自分の行動がもたらす結果の予測
効力予期:行動に対する自己の能力を予測
→これが自己効力感
つまり、行動を決定する要因として
自己効力感があるので、行動変容を起こす
ためには自己効力感は大事!
![](https://assets.st-note.com/img/1706015341662-dKWORLqY0s.jpg)
自己効力感の効果
「自分は出来る」
「きっと成功する」
というような自分の能力を予測することで、
・勇気を持てるようになる
・挑戦することが多くなる
・失敗しても克服して成長する機会が多くなる
・成功までの努力を継続できる
・困難に直面した時に耐えられる
・エラーが起きた後も再チャレンジできる
つまり「トライ&エラー」を効率よく
効果的に回して、成長が出来るということ。
![](https://assets.st-note.com/img/1706015560193-cbNStnvH6G.jpg)
自己効力感を上げる
バンデューラは主要な4つの情報源で形成されるとした。
1.遂行行動の達成:実際の成功体験
2.代理経験:他者の成功の疑似体験
3.言語的説得:成功できると思わせる言葉がけ
4.情動換起:体調を整える、気分を上げる
例えば、
実際にあった成功体験を思い出してもらう、
同じような状況での成功した人の話を聞く、
「自分ならできる」「あなたなら出来る」
を反復したり、
睡眠不足の解消や生活リズムを整える。
自己効力感に影響する要素
自己効力感は行動を決定するための重要な要素。
そのため、行動の意思決定に関わる
その他の要素も熟知していた方が効果的である。
自己効力感に影響するものとしては
行動に対する意味づけや価値
達成するために方策の知識
活用できるサポートを知っているか
内省できるか
などが挙げられる
その他にも、自己肯定感の中に
自己効力感を要素として入れて説明している
こともあり、自尊感情や自己受容などにも
相互に影響を受けあっていると思われる。
まとめ
行動を決定するために重要な「自己効力感」
行動変容を少しでも起こしたいと思う時には
必要な知識になると思う。
ただ、行動を決定する際には
自己理解や状況理解、問題点把握や
目標設定なども関与してくる。
行動できない理由は自己効力感だけ
ではない。
自己効力感だけを上げても
効果は十分ではない時もある。
自己効力感に関わる要素を全体的に見ながら
自己効力感が特に必要なタイミングを
見極め、高めることで行動変容が加速される
と思われる。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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