【いつも講師をやるたびに感じることをお伝えします。】
安齋です!
先日、横浜にて体幹機能セミナーを開催させて頂きました。開催できたのも受講して下さった先生方がいたからこそです。参加ありがとうございました、それからお疲れ様でした!受講後アンケートにていろんな感想もいただけて嬉しいです。
今回の内容はかなり臨床感を強めてお話させて頂きました。ですが、僕がお伝えしたアセスメントはあくまでも一例にしかすぎませんし、それが正しいわけではありません。療法士が対応する現場というのは十人十色どころか十人百色と言ってもいいくらい、アセスメントの幅は広く深いです。
絶対的な成功なんてありません。治療してその効果が出たパターンはたまたまその方法が適合しただけなんです。
セミナー中、あれだけ豪語してみなさんにお伝えしていますが当然ながら失敗例の方が多いです。むしろ成功パターンが少ない。
でも、獲得した経験値をただの時間経過にすることはしていません。常に研鑽して振り返りをしています。それをしているので伝えられる事がどんどん増えます。
僕にとって講師をやる意義は、臨床で得たものをそのままみなさんにお伝えして、一つの引き出しになればと思っていつも話をしています。
僕にとって療法士という職業は、常に辛い職業だ、と思っています。
以前は外来リハを担当していて、整形外科のリハって楽しいなって思っていたのですが、だんだんとただ、疾患に対するアプローチをするだけではダメだと気付いたのです。
当たり前の話なんですけどね。
疾患に対するアプローチも必要ですが同時にその人のバックグラウンドもしっかりと把握して療法士として捉えていかないといけないと心底思いました。
頭ではわかっていても実際に行動に移すとなるとなかなか難しく、どう動けばいいのかわかりませんでした。
最近は、一人一人の生活をどう過ごしているのではなく、どう過ごしてきたのかどうなるとQOLは向上するのか、どうやったらその人は日常生活の中でワクワクする事ができるのか。
常に考えるようになりました。
そうなるとリハも流れ作業には当然ながら出来ません。
受け入れが悪いからやりにくい、では済みません。
なぜ、自分の介入が受け入れが悪いのか、もっと話し方を変えるべきなのか、などいろんなことを考えて臨床に出ています。
たった、一単位の中で思考を練るのはおそらく文字数5000文字はくだらないかと思います。
その中から現時点での最善策を見つけ出す。そしてその策に合うアプローチをする。
僕の臨床は常にこの状態です。
この時に、最善策に合うアプローチを探る際に引き出しが少ないとマッチングしない。
それを少しでも解消できるように、と僕は講師をやっています。
まとめ
つらつらと書いてきましたが、僕もまだまだ改善するべきところばかりです。
・話し方
・ジェスチャーの仕方
・知識量
・アプローチの引き出しの量
・他分野でも対応できる応用力
などなど。必要なことを列挙したらキリがありません。そして僕一人の力ではどうしたってすぐに頭打ちです。
だからこそ、セミナーを受講して下さった先生方とは密にディスカッションしたいなって思います。
もし、また安齋もセミナーでも構いません、進リハの集いのセミナーでご参加いただいた時にはぜひ安齋とディスカッションしましょう!
絶対に楽しい時間になることを約束します!
ではではーーーー!!!!!
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