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肩関節の回旋ROM拡大を図るメリット


安齋です!

本題に入る前に少し余談にお付き合い下さい。

10/24(日)と10/31(日)の20:30-22:00の時間帯で肩関節セミナーを開催します。

開催方法はzoomで、希望者にはアーカイブを残してURLをお渡しします。なので当日参加できなくてもあとから見られるので取り敢えず見てみたいという方もぜひどうぞ!


内容は、以下の通りです。

10/24(日)

・肩関節の基本構造

・肩関節の基本機能

・肩関節の介入するために注意したいポイント

・肩関節の回旋を狙うときにどのポジションから狙うべきか

・インピンジメントが起きる原因とその対処方法


10/31(日)

・肩関節周囲の筋に対するアプローチ

→腱板、肩甲胸郭関節の動かし方、GHjtの動かし方、カフに対するアプローチetc


ご興味のある方はぜひご参加ください!

お申し込みはこちらから↓


【本題:肩関節の回旋ROM拡大を図るメリット】


さて、ここ最近のぼくのnoteはどうやらセラピストだけじゃなくてインストラクターの方もちらほらと見てくださっている様子でありがたい限りです。

読者の方、今回もありがとうございます。持っている知識と知恵はどんどんブラッシュアップしながらアウトプットしていくので楽しみにしていてください。


肩関節の回旋ROMは肩関節疾患や肩の症状を訴える患者さんやクライアントさんにとって重要視すべきポイントです。


極論ですが、回旋ROMを出さずに肩の機能を改善させることは困難というかほぼ無理だと安齋は思ってます。

どうしてそう考えるのか、説明しながら回旋ROMを図るメリットについてお話します。


【回旋のできない肩関節は棒と一緒】


回旋動作ができないとデメリットしかありません。百害あって一利なしです。

外旋と内旋がうまくだせないと代償動作をいろいろ行ってその動きを出しているように見せる動作が臨床でもよく見られると思います。


外旋ができないと、

・動的安定性の低下

・求心位保持が出来なくなる

・肩甲骨内転での代償が増えて脊柱伸展が出にくくなる

・背臥位時の上腕骨頭が安定せず、夜間痛につながる


などなど多くの問題を抱えるようになります。


回旋ができないとADLにも制限がかかってきますね。

服を着にくい、髪を結びにくい、高い物を取りにくい、物を引き出すときに力が入らない、身体を洗うときに頭を洗うときに力が入らない

などの問題が出てくるわけです。


当たり前の生活をするためには、肩関節の回旋動作が必要というわけです。


【ポジションごとに得られる違いを理解する】

肩関節には1stポジション、2ndポジション、3rdポジションとありますがそのすべてのポジションで回旋が出来れば最高です。


でも実際はそうはいかないですよね。

1stの回旋だけでもなかなかでない/1st回旋はでないのに3rd回旋は出やすい/全ポジションの回旋が入らない

などのさまざまな臨床上の問題点が挙がります。


回旋が入らないことが#《ナンバー》として優先順位が挙がってきます。

そして腋窩組織の柔軟性や伸張性の問題が多く存在します。

関節包の問題もあります。

つまり3つ存在するポジションで、回旋するためにそれぞれに介入が必要となる部位をしっかりと把握することが大切です。


必要な部位は以下となります。

1stポジション:肩関節上方/2ndポジション:肩関節後方、前方/3rdポジション:肩関節後方、下方


このそれぞれを評価することで回旋動作を介入しやすくなります。


【まとめ】


結論、肩関節の介入において回旋動作を見ないわけにはいかないという事です。

ポジションごとの見方や介入の仕方など、セミナーでお話しする予定です。

ご参加希望の方はまだ申し込みは間に合いますのでこちらからぜひお願いします!



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