膝関節シリーズ〜その1:まずは学生レベルで〜
安齋です!
最近はワークアウトを継続してます。
筋力が明らかに落ちてきてですね……体力もなくなってきたので、トレーニングしてます(笑)
特に左半身が弱くて……。
左ハムストリングスなんて弱すぎてMMT4は取れないかもしれないです。
さすがにそんな身体ではいずれダメージが来る!と思ってます。
最近、自粛も相まってさらに運動不足を感じている方はワークアウトしてみましょ!!
さて、今回の内容は、
膝関節についてです。
単一方向にしか動かない関節です。
スタビリティジョイントです。
痛みが出やすいところです。
膝関節というのは総称です。
というように、内容は本当にもう一度、ちゃんと理解するためのものになってます!
もちろん、臨床応用できるものを後半で書きます。
楽しく学べるように内容も吟味します。
では、本題です!
【膝関節を初心から学ぶ~膝関節とは~】
そもそも膝関節とは、をはっきりさせましょう。
大腿骨と脛骨と膝蓋骨からなる関節です。
脛骨大腿関節(FTjt)
膝蓋大腿関節(PFjt)
この2つからなります。
そうです、膝関節は2つの関節から構成される関節です。
総称です。
臨床ではそれぞれの関節をわけて見ることが必要です。
運動方向は屈曲と伸展です。
ここでいう運動方向とは、その関節単体でできる、動かすことのできる方向ということです。
なので、脛骨回旋は含みません。
脛骨回旋は関節適合性を高めるためのものであり、脛骨単体の運動ではないことを理解してください。
脛骨回旋は膝関節の完全伸展位になる直前と、完全伸展位からの初期屈曲時に生じます。
回旋は膝関節が屈曲位にあればあるほど回旋しやすくなります。
完全伸展位では、膝関節の関節適合性が完全一致しているので回旋軸は股関節になります。
回旋角度は、二つのパターンがあります。
自動的回旋:端座位で足関節の外反と内反で見ることができます。端座位にすることで股関節の回旋を除外できます。
内旋:32°
外旋:40°
外旋角度は特に膝関節の屈曲角度に依存すると言われています。
膝関節屈曲30°位:外旋32°
膝関節屈曲90°位:外旋40°
膝関節の構造を把握すると膝関節の回旋程度が把握できます。
ということは、運動療法する際にどの程度、屈曲させるとどの程度の回旋ストレスがかかるか明確ですね!
続いて、他動的回旋軸。
他動的回旋軸:対象者がセラピストに加えられる回旋のこと
この角度は少しですが、自動回旋軸よりも大きくなります。
その角度は、
外旋:45~50°
内旋:30~35°
このように変わります。
この関係性は膝関節の屈曲運動もあります。
【膝関節の屈曲運動】
屈曲運動は大腿骨と脛骨によって構成される運動ですが、
ただ折れるわけではありません。
解剖学的視点を持って理解すると臨床での介入がガラッと変わります。
膝関節の屈曲運動は、初期から90°からが肝です。
そのまま屈曲していくと、大腿骨顆を脛骨後面が衝突してしまいますのでずらす必要があります。
ずらすために、
・大腿骨の後方移動
・脛骨の前方移動
・TFjtの離開
この関節運動をすることで膝関節の円滑な屈曲ができるというわけです。
この運動がないと、大腿骨顆と脛骨後面がガリガリ削られることになります。
磨耗してしまいますね。
【最後に】
今回は膝関節の学生レベルでのお話でした。
次回は今回の話をどうやって臨床に活かすのか、
そこに焦点を当てて話していきます!
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