腸腰筋を機能的にさせるためのメソッド
【余談です、お付き合いください。】
安齋です!
さて、最近ですね皮膚の瘢痕化について勉強しました。
ケロイドと呼ばれる肥厚性瘢痕。
どのようなものかというと、、、
TKAやTHAなどの術後って創部が瘢痕化した部位のことを言います。
別にこれが身体に直接、悪影響を及ぼすわけではないですがどうしても身体にぼっこりとしたものが出来るので見た目が悪くなるのは避けられないものです。
となると、少しでもきれいな状態をキープしたいという気持ちがある方にはきついわけです。
以下から僕が勉強したもののメモです!
深皮で炎症が起きなければ肥厚性瘢痕はない。と言われている。炎症が起きた状態でその部位が引っ張られると瘢痕ができてくる。動かない部位は炎症が起きにくい。
ケロイドは胸部が半分、腹部などが次に多い。
治療するなら伸長ストレスがかからないように固定化することが大切。
悪化要因は高血圧。妊娠でも悪化する傾向にある。エストロゲンの血管拡張作用が影響していると言われている。
肥厚性瘢痕の形成を認めたらテープで固定する→成人はエクラープラスターを使用すると治療しやすい。(最低3Mの使用は必要)
小児の場合はステロイドテープ→効果がない場合にエクラープラスターを使用する。
一度の継続時間は12-24Hで張り替える⇒皮膚状態に応じて交換する。
ジャストサイズで張ることがベスト。
ケロイドも治せるという概念に触れることができた瞬間でした!
【体幹機能を最大限活かす安齋のこだわり】
さて、先日は体幹・下肢セミナーを進リハの集いで開催しました!
ご参加いただきました方々に少しでも楽しさを分けることができたようでよかったです!
そんな、僕が伝えた体幹機能ですが実は一つ伝えていないことがあります。
これは時間的問題もありますが安齋の臨床のこだわりでもあるのでセミナーですら話をするのを躊躇ったからです。
でもね、言いたくなったのでこのnoteで伝えます!
腸腰筋を最大限、機能的にさせるためのメソッドです!
これをやると確実に腸腰筋が効いてきます。
特に若い方には効果的面です。ご高齢の場合はそもそもアライメントだけじゃなくて、腸腰筋の筋繊維自体が萎んでしまっている場合もあるので。
それではさっそく内容へいきましょう!
【体幹機能を最大限活かすために腸腰筋を動かす】
腸腰筋ですが、こちらの機能を持っていますね。
特にこの外旋作用を重視すると臨床が大きく変わります。
立位でも背臥位でもいいのですが、股関節屈曲の運動療法を行う際や徒手で動かすとき、注意するべきなのがこの外旋がしっかりと入るかどうかなのです。
内旋が入るとTFLによる作用が代償動作として生じている状態です。
内旋が入らずとも、立位での股関節屈曲時に90°の手前から体感屈曲や骨盤後傾が入る場合は腸腰筋の出力不足または立脚側の支持力の問題が疑われます。
立位での股関節屈曲だけでもこのように評価することができると同時にそのまま運動療法として運動指導しながら介入を行うことができます。
立位で十分に股関節屈曲を出せない場合は背臥位で行うことも効果的です。
背臥位でしっかりと股関節の屈曲および外旋をさせて、それを反復運動させることで腸腰筋のエクササイズになります。
これを実はROMにも応用できます。
股関節屈曲のROM時に外旋を角度調整しながら加えることでその患者さんの股関節の形状をある程度、予測することできます!
つまり、解剖学を知っていればROMも形状把握のための評価になるということです。
【まとめ】
一概に解剖学、生理学、運動学というもので終えるのではなくそこからどうやれば臨床応用できるのかを考えることで、あなた自身の臨床がさらに大きく変化しますのでぜひお試しください!
それではーーー!!!
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