【これからの療法士としてのキャリアプランニングについて話をします。】
安齋です!
今年始まって2本目の記事公開です!そして個人的に書きたかったものです。
2019年の振り返りでも書きましたがまじで去年は動きました。
でも、その分どんどんできることやれることが増えています。
今はソロプレイヤーですが、いづれはパートナーを増やしていきます。
さてさて、タイトルにも書きました療法士としてのキャリアプランニング。
こちらの記事をご確認ください。病院や訪問看護に勤めている理学療法士、作業療法士の方は確認必須事項です。
そして、こちらも!二つ目の記事は2016年度に決まった施策に対する方法に記載されている記事です。批判という意味ではなく、たった3年前にすべきと言われた施策です、という紹介です。
読みました?
一つ目の記事、読みました?
どう感じました?
1.へえ、そうなんだ。
2.ん?どういうこと?
3.え、これってもしかしてやばい?
4.ヤッベェ、早く動かなきゃ。
5.あれ、病院がこれやると病院は儲かるの?
あなたはどれを思い、感じました?
何を思い、何を考えましたか。
この2020年度から始まる施策で僕たち、療法士は大きく変わります。
どう変わるか、深く追求していきましょう!!!
病院の稼働病棟数の削減に対して報酬が支払われる意味
記事を紹介したからにはちゃんと説明します!
医療法上の病床について、稼働病床数ベースで1割以上の削減を行った病院に対し「将来、当該病床を稼働させていれば得られたであろう利益」の補助を全額国費で行うこととし、全国での病床数削減を狙う。このために国費84億円を2020年度予算に計上する―。(HPより文章引用)
どういうことかというと、
病院のベッド数を減らしたらその分売り上げが減るだろうから国から助成金出しますよーってこと。
ね、すごいでしょ?国がわざわざ支持してくれるって約束してるんですよ?すごくないですか?
すごくないんです。やばいです。
病棟数が減るということは、つまり「リハビリテーション時間を削減します」ってことです!
単純な話で、病棟数が削減されたら患者数は減ります。
患者数が減れば、理学療法および作業療法対象者が減ります。
対象者が減れば、リハビリテーション科のスタッフはいらないです。
いらないということは、早期退職または解雇です。
もしくは減給した上にボーナスはなくなり、リハビリ職としての本質は無くなります。
そんな筈はないと思います?
だって、今だって働けてるのだから解雇なんて夢の話でしょ?
確かに現段階ではそうかもしれません。
ですが、国を挙げてそうします、と宣言された以上、近いうちになります。
そうなった時に生き残る病院リハ職はどのような人なのか。
そこを理解する必要があります。
稼働病棟数削減が療法士にどう影響するのか
上でも書きましたが、本当に解雇また早期退職が促される事が予想されます。
ここからはあくまでも安齋の予測と推察ですのでアテになりませんが参考程度に。
その早期退職を病院側が促すにもそれなりに病院側にも準備が必要です。
制度を決めたり、就業規則を変更したり、入職者規則を決めたり。
具体的には、
1.〜年以内に新人プログラム、現職者研修を修了する事 2.資格職〜年目から〜年目で認定理学療法、認定作業療法を取得または大学院修了する事 3.院内伝達講習を年に〜回開催する事
みたいに、ね。いろんな制約が出てくると思います。
わからないですよ?わからないですけれど、これくらいの予測は出来ます。
全く、療法士としての存在意義を示そうとしてないセラピストには生きていけない未来が近づいてきています。
僕自身、一年目の頃から思っていましたけど、療法士の仕事ってかなり適当な仕事です。
ちなみに僕が思う理学療法士像はこちらです。
自己研鑽すると知識も技術も向上するのに給料は上がらないし、その行動自体を否定してくる一定数の人もいる。それでも臨床で少しでもクライアントのために、と考えて休日返上して勉強するセラピストは多くいます。
で、も。
残念ながら、自己研鑽しない人もいます。そしてその人たちと自己研鑽しているセラピストの給料は変わりません。
そんな療法士界隈です。その数は今や約15万人です。
はっきり言いますと、国が抱える理学療法、作業療法の有資格者がここまで多いのは日本だけです。
他の国は1000人単位でいればかなり多い方です。
そんな溢れるほどにいる療法士。現在は診療報酬点数もまだ高い方です。
しかし国は以前から診療報酬にかかる債権を減らしたいと豪語しています。
となれば、必然的に療法士を削る施策を取ることは考えられますね。
PT,OT これからの存在はどうなるのか
病院にいる事が難しくなるでしょう。
もちろん、すべての療法士が、という訳ではありません。
大学院修了、新人プログラムまたは現職者研修修了、認定または専門理学・作業療法士取得
どれかをクリアしている療法士はまだ残れるのではないかと思います。
病院から削られるかどうか、に限ってはです。
上記にあげた項目に当てはまらない療法士は、まず早期退職対象者になる可能性が高いと考えます。
なぜそう考えたかというと、簡単に差別化できるからです。
先ほども記載したように自己研鑽しようがしまいが給料には反映されることのない職業です。
ですが、人数を減らすために何を指標にするかとなった時に真っ先にこの部分は見る事ができるからです。
仕事に対してどこまで考えているのか、を可視化していますからね。
そして、残っていく療法士と去っていく療法士に区別されます。
去っていく療法士はどこにいくのでしょーね。
はい、ここです。
通所リハ、訪問リハ、外来クリニック、デイホーム、特養や老人ホームなど
こちらは病棟数ではなく、入居者や利用者数の増加により売り上げを上げているところですので病棟数を考慮する必要はありませんからね!
これらのところに移るのは悪い事じゃないです。
これらの職場の特徴はこちらで安齋の視点が紹介しています!
悪い事じゃないんですけど、診療報酬を下げるということは介護保険を使った施設は国の債権を解消するべく、単位数も減算しにかかるでしょう。
ということは結果的に介護保険使うところを職場とする療法士もやりにくくなる可能性を秘めているという事が予想されます。
ましてや現在、施設は飽和状態で経営困難とされています。
実際、施設は溢れていますがそこに必要となる介護職が圧倒的に不足しています。
この時点で気付く方もいるかと思いますが、
・療法士が足りない
・病院勤務から転職して施設職になる療法士の増加
・介護職の根本的数の不足
これらのことから、
療法士が介護職になる可能性も十二分にある
という予想をしています。
介護職は素晴らしい職業ですが、療法士はそれ以上に学校で知識を学んできたはず。
それを発揮するには少しばかりそのステージではやれる事が限定されすぎるのでは、と思います。
生き残るためにやるべき事
ここまで、多く書きました!
問題提起するだけではただの知識だけ持って何もできない嫌な評論家ですね。
僕なりに考えた打開策をここから書いていきます!
ーーーーーーーーーーー【自己研鑽しましょっていう話です】ーーーーーーーーーー
前述した通り、何もしていない療法士は淘汰される未来が予想されます。
そんな時代でも生き残れるようにしっかりと自分に投資という意味で自己研鑽しましょ!
大学院に行くのもありです。
協会で実施している勉強会に参加したり、療法士としての本質を高めるのもありです。
何かしらの形で自分なりを理学療法士、作業療法士としてのポジショニングをしましょ!
ーーーーーーーーーーー【知識を一般化しましょって話です】ーーーーーーーーーー
理学療法士として、作業療法士として持つべき知識をしっかりと持ち、常に還元できるようにその知識を使いましょ!
療法士の知識って、宝の持ち腐れっす。
ちゃんと言葉にすれば、人にとってとっても大事な知識です!
一般職が生理学を意識してダイエットはしませんよね。
解剖学をしっかりと理解して筋トレしないですよね。
運動学を頭に置いて自分の歩き方や動き方を調整しないですよね。
でも、療法士はそれができるんです。
生理学、解剖学、運動学を基礎知識として普段から現場で戦っている。
すごい職業なんです。
ただ、インプットばかりでアウトプットが圧倒的に少ない。
他の職業と違い、プレゼンする機会も極端に少ない。
だから、アウトプットする機会がないんです。
そんな、埋もれている知識という宝物をアウトプットしましょ!
でも、ただ働くだけじゃアウトプットできないのでそれこそフィットネスジムやトレーニングジムでパーソナルトレーナーとして一部どこかで活躍する場を設けるといいかなと思います!
僕たちの当たり前の知識が、革命的な知識として提供することができます。
ーーーーーーーーーー【自分でお金を生み出すことを実行する】ーーーーーーーーー
今や、年金問題や給料減給問題、診療報酬問題など様々な問題点があって、問題ばかりじゃん!!!っていつも思います。
生きていくのも大変になり、生活がカツカツになる。
そんなのは嫌なので、打開しましょ!!
そう、お金をもらうから作る側になりましょ!
作るっていても日銀じゃないっす(笑)
給料をもらうのでなく、稼ぐようになりましょ!
どういう事って思うかなって考えましたのでそこも順を追って説明します。
そもそも、正社員でお金を稼ぐって言葉は実は若干、相違があります。
正社員は稼いでいません。会社からその給料を担保されています。
契約の際に最低保証金額が設定されているはずです。
ということは自分でお金を生み出すシステムを作成してお金を獲得しているわけじゃないです。
職場が、「あなたがうちに所属してくれるならこれくらいは補償しますよ。」
という約束の元、支払われているいわば契約金みたいなものです。
当然ながら、成績が悪ければ給料減算せざるを得ないし、職場の運営そのものが低下してきたらそれもまた給料減算になります。
そうなった時、今の生活が維持できるかと行ったらそうでは無いですよね。
具体的に言うと、手取りが20万の給料だったとしてそれまでずっと月給20万の生活をしてきた。ところが来月から給料は16万に減算しますってなったら、当然、まず思うことは「これからの生活をどうしようか」です。今までの生活をしつつ毎月マイナス4万の生活をしないといけないってかなり厳しいです。家賃を下げるために引っ越す?引っ越し代やら新規賃貸契約金やら色々掛かりますね。貯金を切り崩して支払っても、月給はマイナスのままなので今まで通りの貯金はしにくい。これじゃ、生活が苦しくなる。さて、どうしましょうか。
って言うところですね!
もうここまできたら、わかりますね。
そう、お金を正社員以外のところで作りましょうってことなんです!
バイトでもいいです、得意な人はFXなどでもいいです。保険などで積み立てでもいい、アフィリエイトでも、メルカリなどでもいいと思います。
安齋的には一番は、「お金を自分で獲得できるシステムまたはそのビジネスをする」事が一番ですけどね。
会社を立ち上げろっていう訳じゃないです。
自分のできる範囲の中から、できることをやっていく。毎日、1円でもいいので稼げるシステムがあったらそれだけでもいいです。
1円稼ぐってすごいことですからね。会社や職場の名前を使うことなく、あなたの名前でお金を獲得できたってことなので。
ーーーーーーーーーー【自分の得意な分野で勝負するのが一番】ーーーーーーーーー
とは言っても、じゃあ何をしたらいいのかわからないって思うでしょう。
簡単な話で、
自分の好きなことをそのままシステム化しちゃえばいいんです。
僕だったら、
・写真、文字を文章を書くこと、人に伝えること
が好きなのでそのあたりのスキルを使ってやっていきます。
人は金額の程度でお金は払いません。
その瞬間、瞬間で悩んでいることを解決してくれた時に喜んでお金という対価を支払います。
つまり、他人の問題解決をしてあげたらいいんです。
具体的に言うと、あなたはどうしてもお腹が空いて空いて堪らない状況に陥りました。なんでもいいからお腹に入れたい。安く量を食べたい。
そんな時に、目の前にすき家が現れました。
あなたは嬉々として店舗内に足を運び、きっとおろし牛丼大盛りを頼むでしょう。
そのお会計で支払うお金に対してあなたはもったいないと感じないはずです。
でも、これが仮にお腹も空いていないのにすき家に入ってチーズ牛丼並盛りを頼んで食べても、お会計時には「ただただもったいない」としか思わないはずです。
そう言う事なんです。
人は必要とした時、悩んで解決したいと思った時にこそお金という対価を支払います。
誰かのお悩みを解決することが一番の方法です。
まとめ
いっぱい書いてきましたけど、要約すると
給料少ないって言うんだったら、自分でお金を獲得できるようにビジネスをしなさいって事です!
文句ばかり言ってもお金は増えません。
文句を言っていると逆に減っていきます。本当に。
自分の身は自分で守る。
医療職は安定なんて時代はもう去りました。
安定どころか、不安定です。グラグラです。
自分の身はいよいよ自分で守らないといけなくなってきています。
医療保険は、介護保険は医療従事者を守ってくれる時代ではありません。
一部ではありますが打開策をご紹介しました。
もっといっぱい方法があります。
もし悩んだらぜひご相談ください。
都内または横浜だったら、オフラインでご相談に乗ります。
オンラインでも全力でご対応します。
さて、あなたはどんな方法でこれからも療法士として自分を守りますか?
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