学生・新人のための症例報告書(レジュメ)の書き方-その3-
こんにちは。
学生・新人のための症例報告書(以下、レジュメ)の書き方について、私が日常の学生指導の中で伝えていることをまとめています。
前回の記事では、理学療法評価の構成についてまとめましたので、この記事では理学療法評価の実際例についてまとめてみたいと思います。
まずは一般的な脳卒中についてまとめてみます。
脳卒中で重要なことは障害部位が「どこか」によって重要となる理学療法評価が変わってきます。
大脳皮質は①前頭葉②頭頂葉③側頭葉④後頭葉に大きく分けることができます。
①前頭葉は主に「運動」や「抑制」に関与しています。
②頭頂葉は主に「感覚」や「統合」に関与しています。
③側頭葉は主に「言語」や「聴覚」に関与しています。
④後頭葉は主に「視覚」に関与しています。
まずは、①前頭葉が障害された場合を例に挙げていきます。
特徴的な症状は何と言っても運動麻痺です。
皮質脊髄路系が障害されることで出現します。
代表的な理学療法評価は「Brunnstrom Stage」です。
他にも上田式12段階テストなどもあります。
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