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戦争とこころ

久しぶりに更新しようと思ったのも世界が感染症の恐怖から戦争への恐怖に移行しつつあるこの時期に、思っていることを文字にアウトプットすることで誰かの気づきになれば良いなという思いが過ったからです。

ウクライナとロシアが危機的状況にある中で、日本に住む私たちも対岸の火事ではなくなってきているのは明らかです。
中国が軍事的に動き出し、北朝鮮の核開発施設に変化があり、アメリカはロシアに対し強い経済制裁をしていく姿勢をみせています。

日本という島国においても無視できる問題ではなく、これらの国と密接な関わりを持っている中で当然外交的にも、経済的にも影響はでてきます。

そんな中、心理職として或いはもう少し広い枠組みで、子ども達の成長を支える大人として今この世界の情勢をどのようにみていくか少し考えていきたいと思います。

例えば感染症の流行でマスクの着用が学校で当たり前となったり、オンラインでの授業が増えるなど子どもたちの生活にも大きな変化がこの2年間で起こりました。
そして、次はこのウクライナ・ロシア間の問題です。
SNSで少し検索するだけでショッキングな情報が閲覧できます。こういった情報に対しインターネットの使用を制限することで閲覧すること自体は避けることができると思います。しかし、そのような事実を親として、関わる大人としてどのように教え伝えていくかという視点はとても重要なことかと思います。

しかし多数の方にとってこの問題は「よくわからない。難しい」と答えるかと思います。私自身も確かに政治や歴史について詳しい知識があるわけでもないので、それでもこの状況を看過しているわけにもいかないので、今後私たちが死んだあとのことも考えると、よくわからないなりに関心を持つことが大切でしょう。少なくとも、日本は被爆国で戦争の悲惨さや虚しさを知っている国です。当時の戦争経験者が亡くなっていく中で、正しく戦争について語り継いでいくことのできる機会は減ってきつつあります。

正直な話、大人ですら知らないことやわからないことが多いからこそ、子どもたちと一緒に学んでいくというのも大切なコミュニケーションの機会になると思います。ただ、この戦争について触れることは不安を強くします。
不安や心配な気持ちが高まらないように、相手を否定せずわかりやすい言葉を用いて話すことがより大切なことだと思います。

大人ですら、ツイッターのトレンドに「宣戦布告」だとか「攻撃開始」などと浮上した時には驚きましたし、多くの人が予想していない出来事が現実のものとなってきています。子どもたちにとってもこういった危機感や不安を抱くのも当然のことだと認めた上で、今わたしたちにできることは何か?を一緒に考えてみてもいいのではないでしょうか。


【参考記事】



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心理学が好きな犬/臨床心理士
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