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年納め積読合宿と年始の帰省で2025年の抱負を整える

年末、雪の鬼怒川温泉で積読合宿

 2024年12月26日に納まらない仕事を納め、翌日から積読合宿に参戦した。場所は鬼怒川温泉、正直ただただ温泉に浸かるだけになりそう…と及び腰。持参したのは専門書3冊(うち薄めのもの1冊)、チェイサーに学会誌3冊。
 天気予報で雪になるのは分かってたので、2年ぶりにスタッドレスタイヤに替えて、準備は万端。でも、雪道の走行は久しぶりだったので、行く前から緊張していた。そのためか、意味もなく早く出発してしまって、道中かなりゆっくり走行&1時間ごとPAで休憩と、珍しく教科書通りの安全運転(いつもは可能な限り時間節約の運転)。お昼休憩中に電車組から「予定の特急に乗れなかった、ごめんやでー」と連絡が入り、急ぎ検索すると無理なく拾っていくことができると判明、予定外の場所で落とすことになった。でも雪道走行に不安があったので、ひとりで運転にするよりも心強い。逆にありがたし。
 駅で電車組を拾って30分ほどすると山道になり、すぐに雪道。「雪すごいねぇ」などと楽しげな同乗者とは裏腹に、慣れない雪道の運転にハラハラしていた。山ん中なのでトンネルと陸橋の連続、となれば凍結した路面は必須…。運転しなれている後続車イライラさせつつ、ここで死ぬわけにはいかんと必要以上にノロノロ運転で無事に宿の到着した。
 お宿は12月にリニューアルしたばかりらしく、設備もサービスも快適だった。食事は朝晩ビュッフェスタイルで、人が集中すると列ができるのが難点だったけど、並ぶの嫌いな私が嫌だなーと思う程度の混雑なので、都会の人には苦にならない程度だと思う程度。ごはんも美味しかった(バカ舌なので食レポは勘弁)。お湯もよくて、ぬるめのお風呂に長く浸かるのがよかった。源泉の温度は高めなので、混雑後がちょうどいいくらい。

 お宿の話はともかく、読書に集中するという普段なかなかできない時間を過ごした。生活をしていると、日々のあれこれに押されて、どうしても勉学が後回しになってしまう。かといって、勉学に全振りするのもまた難しい。私の人生で何を大事にするか?と聞かれたら、心理職の部分よりも普通の生活を大事にしたいと思っている。普段の生活があって臨床が活きる、そんなふうにかんがえているので、専門書を読むことよりも日々の生活を整えることに時間を割きたい。「専門家として生ぬるい」と言われるかもしれないけど、私の生活を整えるのは私しかいない。心理職の替えは他にはいるけど、私の替えはないのだ。
 だからといって、心理職の専門性担保するためには最低限の研鑽は必須だ。「私」の部分と「専門家」の部分とのバランスをどう取るかは、ここ数年の悩みである。財力も体力も無尽蔵にあって限界を気にしなくてもいいのなら全振りするのだけど、どちらのリミットも年々低くなりつつある。せめて財力だけでも生活費を気にすることがないくらいあればいいのだけど、現実はそんなに甘くない。あーあ、宝くじ当たらないかなぁ…(買ってもいないけど)。
 そんなことを日々悶々と思いつつ、読書スピードが遅い私、機会がなければ読書しない体質になってしまった。今回積読合宿は絶好のチャンス!さまざまな書類とともに山積みになってた本の山から厳選したものに手を付けることにした。…しかし、チョイスがあんまりよくなかった…いや、よかったのか?普段の臨床と向き合うような内容だったので、ところどころ(心のなかで)悶絶しながら読むはめになり、結果読了はできなかった。
 区切りがいいところで本を置き、「はぁ…」とため息をつき「うーん…」と唸って視線を本から話すと、一緒に本を読んでいる誰かと目が合う、もしくは何某かこえをかけてくれる。「いやー、こんなでさ…」と感想大会が始まり、臨床の話題から普段の愚痴、オススメ本の開陳や今年の研修の予定などと話が膨らむ。話題が尽きると、再び本に視線を落とす。この繰り返し。この流れがなかなか楽しい。普段一緒に働いている同僚とやり取りするのとはまた違って、自由で開かれた考えを心置きなくやりとりできる…それで心が豊かになる……。

 非日常の空間で、臨床にどっぷり浸かれたような感覚を得た。誰かが「仕事でモヤッとしたまま仕事納めをして今年が終わるのではなくて、何だかスッキリできたのがよかった」と言ってたけど、本当にそのとおりであった。これは病みつきになる…。来年以降はこうしようと盛り上がって、お開きとなったご一緒してくださったみなさま、本当にありがとうございます。

何もしない帰省はパラダイス

 元旦午前中に実家に帰省。特になにするわけでもなく、半分寝正月で過ごした。暇なのでエックスを漁っていると、大晦日の紅白歌合戦の話題が流れてくる。あっという間に私のTLは、B'zとTHE ALFEEの話題に埋め尽くされてしまった。古参のB'zerのわたくし、年齢を考えても行けれるときにLIVE-GYMに参戦せねば一生後悔しそう…という強迫観念に駆られ、20数年ぶりにB'z PARTYに入会してしまった…。今年も忙しくなりそうだ……。

 何もしないといいつつ、年老いてきた親の様子をうかがいながら、できる家事は手伝う。とはいえ、まだまだ元気な両親なので、あまりやりすぎるとケンカになってしまう。ほどよく“子ども感”を演出し、「まったく世話が焼けるんだから…」とあえて親を使うとか、しちめんどくさいことをしたりする。この辺、半分無意識でやっているところもあるので、親子という関係は恐ろしいものである。

 1月3日(金)も寝正月のつもりだったけど、ひょんなことから半分遊びで謄本を眺めながらジェノグラムを書くことになった。大叔父の相続の関係で母が謄本をかき集めることになったらしく、「面白いから見てみなよ」と渡されたのがきっかけだった。子がいなかった大叔父の遺産を母が相続するためには、「他に相続する人がいません」ということを証明しなければならなかったそうだ。そのため、大叔父と大叔母(私の母方祖母の妹にあたる)の家系をたどれるだけたどったらしい。戸籍法は明治4年(1871年)に制定されたそうで、もっとも古い人の生年月日は江戸時代末期のものであった。それくらいになると、「多分自己申告だったんだなぁ」というくらいに情報が荒く、名がある人の父母が明記されるものだけどどちらか、あるいは両方なかったり、「出生年月日不詳」なんて記載もあった。また、当然手書きで、字がつぶれて読めなかったり、地名ももちろん古いものなので「敷知郡ってどこ?」とかなったりする。ちなみに、敷知(ふち)郡とは、現在の浜松市の旧浜名郡および旧引佐郡を省いたあたり(つまり浜名湖を挟んで西と東)になるようだ。勉強になるぅ。
 まずは大叔父から取り掛かり、謄本の内容を読み解きながらジェノグラムを作成した。「養子縁組ってどう描くんだ…?」とか確認しながらだったが、1時間ぐらいで出来上がった。気をよくして大叔母の家系、つまり母の家系に手をつけたのだけど、大叔父の家系以上に入り組んでいて、やや難航した。これは私だけかもしれないけど、ジェノグラムにして関係性が分かると、ただ文字で知っている誰それさんではなく、「何となくこういう人かな」と想像できて、ちょっとだけ立体的にその人のことを捉えられるように感じる。謄本には、名が記されている人がどうやってこの籍に入ったか(概ね出生や婚姻、養子縁組も結構あった)、その時の住所、除籍の理由(概ね死亡や家庭を持って籍を分ける)、それを受理した人、何かが書かれている。いわば個人情報がそれなりに記されている。その人の性格や人となりは書かれていないけど、どこから嫁に来たのか、子どもが何人いてどういう家族構成だったかということくらいは分かるので、「きっとこういう人だったのかなぁ」と想像したりする。…ああ、これは多分職業病ですね……(汗)。
 下書きで荒く書いた後、A4の裏紙(さらの紙にすればよかったと後で後悔)に清書をして母に渡すと、嬉しそうに眺めていた。後で私も見直してみたけど、何か見入ってしまうんだよね…うちの家系ってこんななんだ…って。家系図を書く職業があると聞いたことがあるけど(掛け軸とか巻物にす装丁するのも含んでいたはず)、そういうの作ってみようかな…と思う気持ち、何となく分かる気がする。自分のルーツを知るって大事ですね。

登り初めは湖西連峰の端っこをまったり歩く

 翌1月4日(土)は、友人と登り初めに行ってきた。ここ2か月ほどはまったく登っていなかったので、お手軽に歩ける低山を所望。

富士山が見えたけど写真じゃ分からんね…

 天気がよく、風は少しあったけど、歩いていると体があたたまって気にならないぐらい。「ごはん食べるの苦労しないといいねぇ」などといいながら歩いた。普段はそれほど人が多くないようだけど、この日は結構人が多くて、家族連れや仲間同士連れだって来ているのかな、という方としょっちゅうすれ違った。
 湖西連峰は登り口もルートも多彩で、親に「今日は湖西連峰に行くんだよ」と言うと「あそこは年に何人かなくなっているから気をつけなさい」なんて言われた。縦走すれば10km近く踏破することになるけど。今回は7kmぐらい、高低差も500mもない。親の心配は分かるけど、普通に準備していけば遭難はしないはず…。

物をぶちまけてカップラーメンの用意

 思ったよりもしんどくならず、なんだ楽勝じゃーん、とか思ったけども、2000m級の山とかこれから挑戦していくんだから、多分いろいろ準備しないとだめだよね…と改めて思ったり。近い内にどっか登りに行こ…。

2025年の抱負…

 さて、タイトルに「2025年の抱負を整える」なんて書いてしまったのだから、何か言っておいたほうがいいんだろう。けども、何だか拡散している感じがしないでもない。それはいつものことか…。

 まず、年末の積読合宿を受けて、読書を習慣化すること。どうやって…っていうのはまだ具体的になっていないけど(オイ)、週1回1時間は読書の時間を確保する。できれば月に1冊ぐらいは読了させたい。それぐらい本が溜まっている…。多分、自宅ではやらなさそうだから、強制的に読書の時間とスペースを確保するのがいいだろう。仕事帰りに1時間程度、コーヒーでも飲みながら読書をしたい。マックかコメダかスタバを利用しようか…。

 もうひとつ、今年こそ開業の準備をより具体的に進めたい。じつは物件を見始めていて、来月には契約する予定である。どこまでできるか分からないけど、こちらもできるところから手をつけていきたい。

 さらにもうひとつ、昨年に続いて学会で事例研究の発表をしたい。ただし、こちらはかなり準備不足。これから発表の手続きをもろもろ進めながら、内容を整えていかなければならない。うーん…できるだろうか…。これに関しては、職場にわがままを言って、時間を融通してもらうつもり。昨年はめいっぱい自分のこと以外で働いたから、さすがにええやろ、と思っている。というか、そう言わせてやるんだからっ。仕事に関しては、学会発表等を含め、再来年度を目途に仕事を整理する予定である。整理できるかなぁ…、その前に溜まりまくっている記録物を何とかしないと…。

 プライベートでは、昨年度から始めた山梨百名山巡りをコツコツ進めたい。そのためには健康第一、筋力の維持増進に努めたい。食生活に気を付け、筋トレを安定的にできるようにしたい。これに関しては、ジムの利用をするかどうか、あるいは、昨年やりたいと思いつつすっかり忘れていたボルダリングに手を出すか…。こういうの、考え始めるといろいろ悩んじゃってめんどくさくなる…誰か背中を押してください!(他力本願)

 何はともあれ、今年もめいっぱい自分らしく楽しみたいなぁと思うのです。今年もどうぞよろしくお願いします。noteの更新も頑張りたい…(と思っている)。

#note書き初め

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