短歌かもしれない
鬱々しやがってよ!わたし!
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あのひとが笑うときだけアイボリー
原色よりもあざやかな毒
夜は更けるぬるい空気を吸い込んで
滔滔駄駄とよるは更けゆく
コンビニで買った炭酸飲料の
結露が落ちる前にいこうか
砂浜に置けば飲み込まれる小指
このまま世界がわたしを食べて
忘却をもってあなたを殺しきろう
やさしい劇薬のみこむみたいに
あと一歩歩いたら死ぬ、から、はやく
むかえにきてよ、端っこまでさ、
敗北のあまやかさに口角あげて
負けたし征服されてあげるよ
永遠と刹那のあいだをたゆたって
ぼくらいつまで手を繋ぐかな
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からだが弱くなってる。さようなら。
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