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主効果と交互作用(main effect / interaction)

 研究者が関心をもち、検討しようとしている事柄を要因という。
 要因内の違いのことを水準という。

○要因計画

 2つまたはそれ以上の要因を含み、各々の処理水準を他の処理水澤と組み合わせて吟味できる計画。
 水準間で比べる得点がいずれも同一の被験者から得られる場合、対応のある分析(被験者内比較)という。
 水準間で比べる得点が異なる被験者から得られる場合、対応のない分析(被験者間比較)という。
 被験者間要因(between subject variable; 性別、学校など)と被験者内要因(within subject variable;時期など)を組み合わせる場合は、混合計画(mixed design)とよぶ。

○主効果

 単独の要因の効果を指し、独立変数が2つ以上のときに使う。

○交互作用

 1つの独立変数では説明しきれず、ある要因の効果がほかの要因によって異なること。
 交互作用が有意ならば、独立変数の組み合わせによる差がどこかにある。その場合は、主効果が有意であっても見る必要はなく、単純主効果検定を行う。
 要因計画の場合、交互作用を狙って仮説を立てることがのぞましい。

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