フリン効果(Flynn's syndrome)
○フリン効果
1984年にフリン(Flynn, J.R.)が指摘した。
時代の経過によるIQの上昇傾向のこと。
要因として①サンプリングの誤差といったアーティファクト(人為的産物)、②テスト慣れ、③知能の真の上昇、などが想定されるが、検証されておらず明らかになっていない。
○実用的知能(practical intelligence)
一般的な日常生活場面で必要とされる、個人として自らの自立を支える知能。
○社会的知能(social intelligence)
社会的な課題に対処する知能。
マーロウ (Marlowe、H.A.)は、社会的知能が対人的スキル、社会への肯定的姿勢、対人関係における不安、情緒性で構成されることを示している。
○情動的知能(emotional intelligence: E1)
サロベイ(Salovey, P.)と メイヤー(Mayer.J.)が提唱した情動処理能力。
自己と他者の情動の正確な評価、適切な表象、人生の質を高めるような適応性のある情動制御能力と定義している。
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