1歳6か月からの子育て
【生活のリズムをつくろう】
1歳6か月頃からの幼児は、身体の成長や運動機能・精神的な発達により、自立心が芽生えます。
言葉を理解しはじめる頃から、自立を目指して少しずつ生活のリズムをつくりましょう。
【発育には個人差あり~育児はマイペースで~】
幼児期は成長・発達に個人差がでてきますが心配はありません。
むしろ成長の早い子も、遅い子もいるのが自然です。
ほかの子と比べないて、発育を優しく見守ってください。
1歳6か月~2歳頃の発育のようす
○全身の運動
・一人で歩ける
・片手で支えられて階段を昇れる
・しゃがんで遊ぶ
○手指の動き
・なぐり書きができる
・積み木を2~3個重ねる
○ことば
・パパ、ママなどの意味のある単語をいう
・知っているものを指さす
○社会性
・おとなの簡単な行動をまねる
・怒って物を投げる
・好きな遊びに夢中になる
【しつけはダイエットと同じ!継続が大事】
しつけは、子どものやる気を援助したり、達成感や自信を持たせることが 大切です。
親の押しつけはできるだけ避け、発育状況に応じて、ゆっくりテンポで教えてあげましょう。
しつけのポイントは自立心を伸ばすかかわりを心がけることです。
①まず、お手本を見せてあげましょう
②失敗しても、叱らない
③親の押しつけは避け、「~しようか」と仕向ける
④意欲を示すときは、自分でさせてみて、親は見守る
⑤少しできたらほめてあげ、自信を持たせよう
⑥してはいけないことは、はっきりと教える
【育児はみんなの共同作業】
育児は、毎日気が休まらない大変な仕事の連続です。
家族みんなが積極的に育児に参加し、協力し合いましょう。
【ことばを育てよう】
「ブーブー」や「ワンワン」など、ゆっくりことばを覚えていき ます。
楽しい雰囲気で話しかけたり、伝えたいサインに笑顔で答えてあげましょう。
【育児の疑問や不安に一人で悩まない】
子どもの発育は早く、育児に戸惑いもあるでしょう。
日頃の疑問や不安に、1人で悩まないでください。
近くの市区町村保健所では、 保健師や栄養士がなどの専門スタッフが相談に応じてくれます。