分離不安(separation anxiety)
○分離不安
アタッチメントを形成した養有者との分離時に子どもが示す苦痛反応。
生後数ヶ月の間、乳児は養育者との間に強い結びつきをほとんど見せないが、 6ヵ月が過ぎると養育者との関係を特別なものとし、分離に抵抗を示すようになる。
分離不安は1歳半頃まで強くなっていき、それ以降はしだいに沈静化する。
○移行対象(transitional object)
子どもが愛着を抱いていて、それを所持することで安心感が得られる対象物。
子どもが親から離れようとする1歳半頃に、接触の対象を親以外の物に切り替える。 子どもに一体感を与え続けてきた母親の身代わりだと考えられている。
肌触りがよく、いつでも思い通りに身体接触できる布や人形が利用されやすい。
ウィニコット(Winicott, D.W.)が提唱した。