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ベイビーステップ

 さて前回(正しい目標設定方法)は目標設定について書いてみました。目標を立てるにはまず目的が必要であるということ、“目的”と“目標”は両方決めておかないと意味が無いということ、目標を立ててもすぐに諦めてしまう人は、目的がどうでもいいものだから、という内容です。

 

 今回は、とはいえ目標を達成するための第一歩を踏み出すのが難しいんだよなぁ…というかたのために、【ベイビーステップ】と【やる氣】について書いていきます。

 

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 ベイビーステップとは“赤ちゃんのよちよち歩き”のこと。これは目標達成に置き換えると、『小さな一歩。目標達成のための無理のない最初の「一歩」』ということになります。

 

 皆さんは、立てた目標に対しての第一歩を踏み出していますか?

 

 その第一歩が踏み出せないのは、立てた目標が大きすぎて、まず何から手を付ければいいのかがわからない状態に陥ってしまっているからです。

 

 まずはその目標を達成するためにやれそうなことを細かく書き出してみましょう。例えば「体を鍛える、ダイエットする」だったら「一日に腕立て伏せ30回」だとか、「糖質制限をするために食事の量を減らす」とか、自分でできそうな範囲で何でも構いません。

 

 まずはやりたいことを書き出すだけでも、自分が思っていることを可視化できるので、頭の整理ができるはずです。

 

 でも書き出した一項目一項目もハードルが高すぎるよ……と思った方、当たり前です。今までやってこなかったことなのですから。

 

 ですから、それを赤ちゃんにでもクリアできるほど簡単なレベルにまで、極端な話「失敗するのが難しい」くらいにまで徹底的にハードルを下げてとりあえず行動に移してみましょう。

 

 先程の例の「一日に腕立て伏せ30回」だったら「とりあえず腕立て伏せをする体制をとってみる、できれば1回だけでも腕立て伏せをやってみる」、「糖質制限をするために食事の量を減らす」だったら、「一食だけでも普段より御飯の量を減らす、間食を我慢する」となるでしょうか。

 

 そうすることによってまず自分がその目標に対してどのくらい取り組めるのか、現状はどのような状態なのかが把握できます。

 

 何度かこの【ベイビーステップ】を繰り返していくうちに、「腕立て伏せ1回だけじゃもったいなくなり、氣がついたら今日は10回やっていた」「次第に体が慣れてきて、氣がつけばご飯を食べなくなっていた」となればしめたものです。本来の目標に向かってさらに意識を高めてどんどん挑戦していきましょう

 

 そして重要なことは、その「小さな目標」「進行状況」「成果(どれだけできたか)」を記録として残しておくこと、つまり可視化することです。可視化することによって、自分がどれだけできているか、どれだけ続けられているかが目に見えて知ることが出来、モチベーション向上にも自信にもつながります。

 

 ただ一つ氣をつけてほしいことは、「今日はこれしか出来なかった」とか、「今日はサボってしまった」と自分を責めて落ち込まないこと。今日が出来なければまた次からやり直せばいいじゃないですか。「三日坊主」になってしまった? いいえ、三日も続いたじゃないですか❣ 今度は五日続けることを目指して頑張りましょうよ😆

 

 

 人は、一つの行動を21日間続けるとそれが習慣になると言われています。長いものでも60日(約2ヶ月)。そして6ヶ月(半年)続くことは一生続けられます。意図的に辞めない限りは。

 

 そして人は、何のためにその目的目標を達成したいのか、目標を達成できた自分を明確に実感できるレベルでイメージできると、自発的にその目標に向かって歩き始めることが出来ます。

 

 前回も書きましたが、正しく設定された目標は、自然と叶います。自分が本当に叶えたいことが、正しい目的です。

 

 目標を立ててもすぐに諦めてしまう人は、目的がどうでもいいものだから。

 

 どうしても叶えたい目的のための目標だったら、絶対に諦めないはずです。どうしても叶えたい目的のために、より良い自分になるために、頑張りましょう❣

 

 

 心が変われば行動が変わる
 行動が変われば習慣が変わる
 習慣が変われば人格が変わる
 人格が変われば運命が変わる

 

 

 

 次回のテーマは未定ですが、できればもう少し【習慣化】や【行動するための技術】について書いてみたいと思います。

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