無題な小説
AIに続き書かせようとしたらいいサイトがなかったやつを公開してみる
代わりに誰か続き書いてくれてもいいんやで(欲望)
村の隅に存在する森は、死体遺棄の名所である。引き取り手のない子供や身寄りのない遺体、その他弔うことのできない死体がここに捨てられる。村の文献によると、少なくとも数十年前からここに死体遺棄されていたのだから、腐敗し切って虫に食われ白骨の見える死体が散らばっている。しかも、この森には見たこともないような不思議で気味の悪い植物が生えているのだ。全体的に赤黒く、悪霊のこもった血を吸って奇妙に成長しているので、地獄草などと呼ばれる。森の中央には特に気味の悪い樹が生えている。樹表はまるで臙脂色の肉のようで、血管のように深紅の筋が浮き出ている。触るとじゅくじゅくとした触感で、傷つけると赤いドロドロした液体を吹き出す。肉の塊のような葉っぱは風に揺られるたびにうごうご生きているかのように動く。
この森は気味が悪すぎて、生きた人間はおろか、鼠さえ来ない。鼻を刺激する猛烈な腐敗臭があたりに立ち込めている。蝿や百足のような下等な虫が死体を喰いに来るだけだ。そんな森に、ぼろぼろの衣を纏った若い男が立ち入った。