空木 真

美しいものが好き

空木 真

美しいものが好き

最近の記事

4 輪廻転生(Re-incarnation)

4 輪廻転生(Re-incarnation) 1848年に始まった近代スピリチュアリズムの諸現象と研究によって、霊の実在の証し、死後の世界に関する情報がもたらされた。 それは、墓場の向こうにも生活があるということを人々に伝えるものである。 墓場の向こうに生活があることを確信した者でも、輪廻転生を素直に認めていたわけではなく、シルバーバーチの霊媒を務めたモーリス・バーバネル(1902~1981)は、その生涯の前半においては、輪廻転生を認めてはいなかった。    輪廻転生の概

    • 5 人生の目的、意義

      5 人生の目的、意義 輪廻転生・再生は、人生の意義・目的に対して、大きな哲学的根拠を提供します。 霊界の賢者の意見を以下に記します。 アラン・カルデック『霊の書』より Q 霊が肉体をとって誕生する目的は何ですか。 A 「霊それぞれを完全へと導くために、神は霊を再び肉体に宿らせた(Re-incarnation)。ある霊にとっては罪の償い、ある霊にとっては使命。完全へと到達するには、霊それぞれは、肉体をまといあらゆる栄枯盛衰の体験をしなければならない。その体験には、償いの意

      • 死後の意識の存続 4

        『500に及ぶあの世からの現地報告』(ネヴィレ・ランダル著 スピリチュアリズム普及会訳)から、マリー・イワン霊の目覚めを紹介します。 あの世の病院での目覚め(マリー・イワン霊)  私は目覚めました。そして病院のような所にいることに気がつきました。「ここはどこだろう?」私は確か自分の家にいたはずです。私は病気で床につき妹が私の世話をしてくれていました。目覚めた場所は、とても清潔で気持ちのいい所でした。すべてのものが新鮮で生き生きとしていました。また、そこにいた人々もみんな静

        • どのような世界にいるのか ノーム・チョムスキー著『アメリカンドリームの終わり あるいは富と権力を集中させる10の原理』より

          原理2 若者を教化・洗脳する  1960年代のアメリカは、公民権運動(黒人の憲法で認められた個人の権利の保証を訴えた運動:わかりやすくいえば、従来の黒人への差別を撤廃していく運動)、ベトナム戦争に対する反戦運動などにおいて市民が団結しさまざまな形で、意思を表明し声をあげ、体制側の非を咎めた時期です。 すなわち、アメリカの大衆側から(下から)の民主化が進んだ時期です。 以下は、ノーム・チョムスキー著『アメリカンドリームの終わり あるいは富と権力を集中させる10の原理』(寺島

          死後の意識の存続 3

          死後の意識の存続3 今回は、『ゴードンより愛をこめて』を紹介します。 『ゴードンより愛をこめて』   グレース・ローシャー著 野村安正訳 中央アート出版社 2000年   原著は、『Beyond The Horizon 』Grace Rosher 1961年  深く愛し合っていた男女二人。男性ゴードンが早逝、霊界から自動書記の手段で、地上に残った恋人グレースへの通信記録が『ゴードンより愛をこめて』です。 早速引用してみます。 「僕は新しく到着する人々を助ける仕事

          死後の意識の存続 3

          死後の意識の存続 2

          ②『タイタニック沈没から始まった永遠の旅』 エステル・ステッド著 近藤千雄訳 ハート出版 1992年 原著は、『The Blue Island』Estelle. W. Stead 1922年 タイタニック号沈没の犠牲者となったウィリアム・ステッドから息子エステル・ステッドに送られてきた通信。 霊界からの発信者ウィリアム・ステッド(1849~1912)は社会改革派のジャーナリストでありスピリチュアリズム普及活動にも熱心であった。彼が生前発表した『死後―ジュリアからの便り

          死後の意識の存続 2

          どのような世界にいるのか  ノーム・チョムスキー著『アメリカンドリームの終わり:富と権力を集中させる10の原理』の要約

          私たちは、どのような世の中にいるのか? 今、私は日本に住み、そこで暮らしている。 父母の世代は暴政、戦争、敗戦そして占領を経験している。 「世の中は少しづつ進歩していくものだ」という感覚で社会人生活を送ってきた。確かに、車の性能はどんどんよくなり、エアコンも当たり前。さまざまな便利な製品に囲まれて生活している。 ほんとうに、世の中は少しずつ進歩していくものなのだろうか? それならば、なぜ絶え間無い紛争が世界の各地でしばしば起きるのだろう? 1980年代にアフリカを

          どのような世界にいるのか  ノーム・チョムスキー著『アメリカンドリームの終わり:富と権力を集中させる10の原理』の要約

          コロナ下、知人への手紙

          ○○様 コロナ及びワクチンに関して、私は、いささかマスコミの主張するところとは異なる見解をもっています。 コロナ報道、もろもろの対策には、かなり矛盾点があり深い疑念を抱かざるを得ません。 医師のなかでもマスコミ報道の欺瞞性を、それなりのデータ、論拠をもって告発している方々もいます。 facebookでの情報収集は、それらしい名前のグループに入会し、そこの会員の投稿記事をクリップして行っています。 (あげられる情報はすべて正しいわけではないので、吟味する必要があります)

          コロナ下、知人への手紙

          死後の意識の存続 1

          死後の意識の存続については、数多くの証言がある。 理解して得心すれば、なんでもない当たり前のことだが、「死んだらおしまい」という考えが強い世の中では、この事実に気がつくのは、それぞれ人によって時期があるようだ。 自分自身は、子供のころ、よく母親に叱られた。 そのとき心の中で「くそばばあ、死んじまえ」などと思ってしまったものだ。 しかし、母と父の間で寝ていた私は、夜中、ふと目が覚めるたときに、父と母の寝息の音を必ず確認して、父も母も生きていることを確かめてから眠りにつくように

          死後の意識の存続 1

          スピリチュアルリズムとの出会い 2

          スピリチュアリズムとの出会い。 今回は、アラン・カルデック自伝からの引用です。   アラン・カルデックの本名はイポリット=レオン・ドゥニザール・リヴァーユ(1804~1869)。   10歳のときにスイスのペスタロッチ学院に入学。化学、物理、数学、天文学、医学、語学、修辞学を総合的に学ぶ。   医学の博士号を取る一方、6カ国語を自由にあやつった。フランスの教育学者、哲学者。 以下引用 霊実在主義との出会い  私が<回転するテーブル>のことを初めて聞いたのは、1854

          スピリチュアルリズムとの出会い 2

          スピリチュアリズムとの出会い1

          スピリチュアリズムとの出会い その1 スピリチュアリズムに対する確信は、誠実な探求と冷静な理性的判断によってもたらされる。そして、スピリチュアリズムとの出会いには深い感動がある。 本章では、著名人3名のスピリチュアリズムとの出会いを紹介する。 まずは、A・R・ウォーレス(1823~1913)。 以下の引用は、彼の著書『Miracles and modern spiritualism』の前書きからの抜粋。前書きの日付は1874年12月1日。(日本語訳は『心霊と進化と』

          スピリチュアリズムとの出会い1

          スピリチュアル入門 2

          前生、輪廻転生、霊媒、霊の存在に対する否定、疑問から、可能性、好奇心、真贋の見極めへと心が動いたならば、スピリチュアル系への入口にいる。 『転生の秘密』(ジナ・サ-ミナラ著)は、エドガー・ケイシーのリーディングの中で輪廻転生に関係するものから倫理的意義を見出そうとした試みでもある。 著者は、心理学者であり緻密な学術的な論証を試みている。 この本を読んだ時、大学生だった光田秀氏(日本エドガー・ケイシーセンター所長、著作多数)は、人生の意義について悩み悶々鬱々としていた日々か

          スピリチュアル入門 2

          スピリチュアル入門 1

          スピリチュアル入門 スピリチュアルな事柄についての、簡単な知識をシェアしたい。 私は、いわゆる科学万能主義の時代に育った。宗教については、科学によって認められないものは、何かしらいかがわしいものがあると感じていた。 宗教的な勧誘も何度か受けた。また、それらの勧誘を論破することも好きであった。 いかなる宗教にも入信したことはない。 かれこれ30年くらい前から、散発的にスピリチュアル関連の書籍を読んでいる。軽い興味があったからだ。 それと同時に、物的な説明だけでは納得でき

          スピリチュアル入門 1