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絵の表現力アップの修行

今後の目標について

☆自分の絵の弱点の克服

画力の上げ方について思うところがあり、今までとは違うアプローチで絵を上手くなろうと思います。手始めに、過去絵を見直すうちにハッキリした自分の絵の弱点を箇条書きしてみます。

・顔が平面的
正面顔しか描いてこなかったこともあり、顔の立体感が掴みきれていないところがあります。今回機会があったので横顔の練習も兼ねてうちのキャラクターを描いてみました。

横顔ルーチェ。ナイショのポーズ。

横顔としてはそこそこ描けたと思うのですが、全体として見ると身体に角度がついているにも関わらず、顔の角度が水平すぎる気がします。流し目を意識してもう少し目線をカメラに寄せたほうが良かったかも…?

・ボディラインの不自然さ

セクシー路線の悪魔キャラ、ルル。
鼠径部や太ももを描くのに意識が向きすぎた結果
ヒップの形の左右間の歪みが目立つ。

体の一部を魅力的に描こうとすると他の部位のバランスが破綻しがちなことに気が付きました。描いている途中に気づけるよう、見直しを繰り返す必要があると思います。特に自由変形機能を使った時にバランスの破綻は起こりやすいので、見逃さないようにしたいと思います。
対策としてはアタリから描くことなのですが、それは次の項目にて。

・アタリ越しに絵を描くのに慣れていない。

リナリーでアタリをとる練習。

これは画力というよりも苦手意識の克服の問題だと考えております。
アタリを下書きに上から線画を描こうとすると、どうしても自分の引いた線がどれだか分かりにくくなってしまいます。アタリ線の色を変えたりレイヤーの透明度を上げてみたりはしているものの、それでも自分の引いた線がどうなっているのかを掴みづらい事が多いです。工夫と根気、両方が必要だと思うのでこれからはアタリを取ることに慣れるのを目標にしようと思います。

最近描かせていただいた絵

表現力の向上を目的にリクエストを募ってよその子さんを描いてみました。(4件募ったのですが、そのうち一件はうちの子であるルーチェでした。冒頭の絵がそれです。)

まずはこちら。ブレーダーにして、
あるチャンネルのオリジナルキャラ。

iCaRuSさんの創作キャラ
谷口和紗(通称:たこわさ)ちゃん。
バースト世代ではヴァルキリーのカスタム、
X世代ではナイトシールドの攻撃型改造を操るブレーダー。

こちらのたこわさちゃんが登場するiCaRuSさんのYouTubeチャンネルではカスタマイズしたベイブレードをストーリー形式で戦わせているのですが、とても編集が丁寧かつ見ごたえがある試合が多くて楽しいです!
彼女が主役の回の動画のリンクを貼っておきます。

今回リクエストをいただき、ありがたくも描かせていただきました。
この絵を描くにあたって、躍動感のあるポーズをとの要望がありました。
なのでこちらのたこわさちゃんが登場する動画を一通り復習して、シュートスタイルやランチャーのカスタマイズを確認しそれを再現するように描いてみました…!
右手を勢いよく振り抜いているのが分かるポーズになるようにささやかながら残像を付け加えています。
そしてランチャーをしっかり水平に構えたうえでシュートさせています。
(ランチャーのヒモは現実だとこんなに長くないのですが、そこは脚色してアニメ版のベイブレードXのランチャーをイメージして描いております。)

ヒモのスパークのエフェクトの色合いは、アニメ版ベイブレードXにおける必殺技のエクストリームダッシュの際にベイの軸から発生する火花を参考にしていたりなど、自分が見てきた「ベイブレード」の要素をしっかり詰め込んで描くことができたと思います!

お次はかなり珍しいタイプのキャラクターです。

mirageさん宅の、お腹に口があるのが
特徴のケモノ系キャラクター
リスルさん

まったく描いたことのない2つのジャンル、そして実は上手く描くのが苦手な巨乳を同時に持つキャラクターのリクエストがやって来たので、かなり頭を悩ませながら描きました。
ケモノ系キャラはいままでマトモに描いたことがなかったので、資料の再現だけにとらわれずにまずは自分のケモ用スタイルを作って描こうと考え、いかにモフモフを表現するかに焦点をしぼりました。なので頬の毛やマズル、服からはみ出す胸毛など若干のアレンジを加えております。

お腹の口に関してはリクエストしていただいた方の趣味という事で、なるべく忠実になるよう意識して描かせていただきました。

普段の自分はキャラを描くときにウエストを細めにすることが多いのですが、今回は最大の特徴である大きな口をお腹に描く都合上どうしてもバランスを普段と変えて描く必要があり、それによって体格がかなり大柄になってしまった気がします。設定上ではそんなに身長が高いキャラではないので、ここは明確な反省点です。

臨機応変にいろんなアドリブを効かせる必要があり、学びの多い経験でした。

最後は、中性的な少年のキャラクターです。

ナポリタァさん宅のヨルゼくん。
(デザイン:坂さん)
ドレイあがりのキャラクターとのことで、
身体にいくつもの傷跡がある。

とてもデザインが素晴らしいキャラクターです…!
ズボンのスリットから見える脚にも傷跡があったり、指袋を左右の手で非対称に身につけていたり、同色であれど色の濃度が異なるオッドアイであったりと、とても目を惹くデザインをしています。
↓資料としていただいたツイート。


縦ラインセーターは自分でもよく描くモチーフなので描いててとても楽しいキャラクターでした。
今回、腰周りの帯をヒラヒラさせたかったのと、名前から「夜」を連想したのとで、星空に浮かぶような構図を意識して描いてみました。

ところでこちらの資料における目の描き方から一つ大きな学びを得られました。マツ毛と瞳の間の境界線に白いラインを引くことで、目の印象がよりキリッとするのです…!

こちらの表現が凄く気に入ったので、今後自分のキャラの眼を描くときにも取り入れてみようと企んでいます←(おい)

他に工夫したのは、思いっきり上半身を反らせるポーズ。
男の子は女の子よりも体形が比較的シンプルかつ、スリムさを追求して肩幅をギリギリに狭めて描く必要がないという点では描きやすいです。その分動きをつけられそうだったので思いっきり動かしてみようと考え、結果浮遊感のあるポーズにすることができました。

また、手の描き方も頑張ってみました。
画面手前にくる左手は水かき部分にも影を入れています。少し大きめに描いたので、遠近感も出せている…はず。

髪の表現もこだわりました。
銀髪を描くとき、影部分の塗りにほんのり青みを足すと柔らかい質感になるのではと思い試してみたのですが、結構上手く行きました。また、長めのもみあげを大きめに動かしてみました。
ふんわりしている感じが出せていると感じて頂けたら嬉しいです。

また、今回はちょっと工夫してみました。キャラ部分のレイヤーを統合してからそのレイヤーをコピー、そのコピーしたレイヤーを編集メニューからレベル補正し、フィルターメニューからガウスぼかしをかけた上で、メイン絵の下にそのレイヤーを移動し任意の合成モードにするという一種の仕上げ作業です。
(単純な画力強化だけでなく、クリスタの機能を理解することによって表現力を上げることもしていこうと思い少し勉強しました。)

これによりキャラの存在感をハッキリさせる輪郭表現ができるようです。
お試しだったので極端な設定にはしておらず気持ち程度なのですが、淡いオーラを醸しだせてるような気も…?

こちらの絵では今の自分なりのベストを尽くすことができたと思います。
今後も沢山勉強しながら描いていきたいです!

まとめ

リクエストを通して、貴重な経験を沢山積ませていただきました。
他の方のキャラクターデザインや絵を注意深く観察することになるので、その際に吸収できる技術も多くあるなと感じました。
描き切った疲れを癒やしたら、すぐにもう一度画力向上のためにリクエストを募ろうと思っております。

こちらでも募集をかけることがあるかもしれませんので、そのときはよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!

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