見出し画像

お絵かきリハビリ・日常報告。

スランプになりはしたものの、頑張って画力を取り戻すべくリハビリしていくことに。
今回は2人のキャラクターをデザインしました。

漫画家賢者 リヴィオーネ

作中における「過去の人」。いわゆる故人。

主人公の生まれのルーツとなるキャラクターです。
漫画家にして賢者。
魔導書形式の漫画を描くヒト。
彼女の描く漫画はありとあらゆる印刷・製本技術を用いて製作されているギミック満載の魔導書になっています。
紙幣に使われる透かしやホログラムの技術、そして飛び出す絵本の技術に3Dステッカー、紙の凹凸までもを利用して本来不可能な複合魔法陣や魔力増幅回路を仕込んでおり、読んで楽しい使ってスゴイの代物になっています。
漫画作中に登場する必殺技を、漫画そのものを魔導書にして実際に放ったり、召喚魔法で作中のキャラクターを呼び出したり、相手を本の世界に閉じ込めたりなどもできてしまうトンデモ本です。ハリー・○ッターの新聞のように動く絵もあったりします。

安全に配慮された量産品の単行本では幻術仕様で実害がないようにされていますが、原本は魔導書としても極めて質が良いものとなっています。

以下、リヴィオーネのストーリー。

ある日リヴィオーネは面白い漫画を描くことを極め続けているうちに、自身の漫画と現実が連動・一体化していくのを察知します。
その瞬間、己の使命を見出した彼女は「世界を救う」ために究極のハッピーエンドを目的として漫画を描くことを決意。
弟子のアイデアを発展させて生み出したキャラクターを主人公とした完全新作漫画はいつしか現実世界の真理に迫っていき、ついに結末を迎えたその時、彼女は自身の全身全霊、存在すべてを代償に物語を現実へと変えていきます。 

ついには奇跡により漫画のヒロインが実体化。
ヒロインは勇者であったリヴィオーネの弟子と共に、世界の脅威に立ち向かいました。

かくして世界は救われハッピーエンド。
めでたしめでたし。

しかしそれはあくまでリヴィオーネ自身にとってのハッピーエンドであり、それは彼女の「完璧な終わり、有終の美」を意味していました。

弟子も含めて誰も彼女のことを覚えておらず、彼女の生み出してきたものも全て消えていきました。ただ一人、実体化した漫画のヒロインを残して…。

そしてそのヒロインは勇者と結ばれ、子を成します。

現在の物語の主人公、フレスはこうして生まれることとなります。

魔導漫画のキャラとして設定が完成された母親とは異なり、その子供であるフレスは半分が設定のない物語となっています。
そのため現実に存在するにはバグだらけ。
命として成立するかも危うい不安定さを抱えており、彼はやがて死の淵に瀕します。
そうした彼の命を繋ぎ止めるには、母を実体化させたのと同じ「奇跡」の力が必要。

そんなフレスは運命に引き寄せられるように花言葉に「奇跡」を持つ青薔薇のアルラウネの少女、リナリーに出会い命を救われることとなります。


というのがあらすじです。

あらすじで説明するとめちゃくちゃ恥ずかしい……。

主人公のフレスは自身が生まれるにあたり犠牲が存在したことをいずれ知ることになります。
不殺主義を掲げていたフレスにとって、それはアイデンティティの崩壊に等しいことです。
また自身の存在を投げうてば本来この世にいるべきものを呼び戻せるという残酷な真実も突きつけられ、葛藤することになるでしょう。

ここから先はちゃんと物語として描けるように頑張りたいです。

物語においてキャラクターの死を描く予定はないのですが、すでに死んでいたり退場しているキャラクターのビジュアルを描くことは、物語を積み上げていくためにもどんどんやっていけたらいいなと思います。

今回、これから描くキャラが「もういない」と言う前提でデザインを考えるのは、独特の切なさがありました。

シルフの少女

風の精霊シルフの少女。名前はまだ考え中。

現在ツイッターの合成音声キャラクター界隈で流行っている「知らない性癖」という概念にインスピレーションを受け創作したキャラクターです。
下半身が透明になっていて、靴だけが見えます。

同じく目に見えない風と相性が良いなと感じ、流行に便乗するにあたってシルフのキャラクターにすることに決めました。
つむじ風のヘイロウや、妖精ならではの非実体の翅なども特徴です。
竜巻をイメージした巻き角や前髪もチャームポイントとなっていて、開けた口からは向こうの景色が透けて見えるというふしぎな特徴があります。
名前も物語にどう絡むのかも未定ですが、これから設定を考えていきたいです。

今回描いた絵は以上の2つです。
キャラデザばかりしていて一枚絵として描く画力がなかなか身につかないので、練習の方法を変える必要があるかもしれない…。

おまけ

今ハマっているPCゲームを紹介します。
「迷宮郷まよろば」
作:浪藻そぞろ
さん

タイトル画面

こちらのゲームは「迷宮郷まよろば」という観光地(?)で行われる宝探しイベントに、景品のケーキを求めて主人公のフロートチャンがやってくるという物語です。
マップを歩いて不思議な世界を練り歩き、景色や音色を楽しみ、時には謎解きをしながらおたからを集めて行きます。

RPGのフォーマットを用いた探索ゲームで、戦闘はなくのんびり楽しむことができます。
ドット絵で織りなされる芸術的で不思議なマップと、エモーショナルな音楽が魅力です。


元気よく人魚が挨拶してくれたり…
情緒あふれる温泉宿を回ったり…
不思議なサメちゃんやウェーイする巨人を眺めたり…

いろんな景色が楽しめます。
時にはゆめにっきを彷彿とさせるような演出もあり、とても雰囲気の起伏に富んだ探索が楽しめます。

個人的なオススメはこちら。

西日の園入口。

春のマップと秋のマップの境目ならではの彩りと、この一息の廊下を抜けた先に待ち受ける感動をぜひ味わってほしいです。

探索ゲームではありますが、敷居はたかくありません。
ショートカットが沢山ありますし、いざという時はこの子が力になってくれます。

もどれるチャン。かわいい。
マップの奥から入口に戻してくれるNPC。
それだけでなく…

彼女は「持ち運び式もどれるチャン」という、略して「持ちもチ™」をプレゼントしてくれます。コレがあればいつでも入口に戻って探索を再会できます。

左上に持ちもチTM。略称もかわいい。

また、歩行スピードも最初からかなり速いです。
自転車などのアイテムを入手する必要もなく、テンポよく散歩できます!

迷宮郷まよろばはWOLF RPGエディター製フリーゲームなので無料です。
こちらからダウンロードできます!

ウディコンにはいろんな作品がありますが、迷宮郷まよろばはグラフィック・音楽の評価がトップとなっています。
おすすめです!

読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!