MANFROTTO。
スタジオを開くとき、スタンドとかブームとか、クランプとか、およそ写真を撮影するのに必要な、こまごまとした機材はマンフロットでまとめて買った。コメットのもあるが、たぶんマンフロのOEMだと思う。
スタンド類はマスターというデカくてやたら高くまで上がるのから、スタンダードな3段と4段だけど、ネジで止めるタイプとどういうのか、レバーを押し込み、パチンと閉めるタイプが混在している。レバー式のは長年使うと、パイプ径が細くなるようで、伸ばした時にきちんと閉まり切らなくて落ちることがある。調整は出来るが、ころあいが難しい。これはネジのほうが確実で良い。この先端のストロボヘッドを載せるメスダボが、17mmでないと、コメットのヘッドが載せられない。たしか品番にJと付いているのがその日本仕様で17mmだったはず。そういえば、昔の、古いミニブームなどの先端は少し小さめの16mmの穴があるだけで、コメットとかの17mmのオスダボは太くて入らないのでサイズ変換のメスダボを使ってた。穴を削って、どうでも差し込めるようにしようかな、とも思ったが、わずか1mmとはいえ強度が落ちるのが怖いので諦めた。他のスタンドは17mm穴でそういうことがない。他にもスタンドの先端がオスダボになっているものもある。これは海外製のヘッドやモノブロックはメスダボが多いので、世界ではこっちが主流なのかもしれませんね。と、ここで気になったので、一個だけあるサンスターの古いモノブロックのダボを測ってみたら、なんと16mmだった。コメットだけが17mmだったのかもしれません。まどっちにしろ、16-17の変換ダボや太ネジ細ネジの付いたスピゴットもゴロゴロしているので、困ることはありませんが。
便利と言えば、スーパークランプは10個ほどある。これには穴があって、いろいろアタッチメントを付けることで様々な用途に対応してくれるしとっても便利。バック紙を下げるフック、ストロボを載せるバーなどに使っているし、16mmのスピゴットという太ネジ細ネジの付いたオスダボも挿せて、これを介してもいろいろ取り付けられる。単純に挟んで締めるのにも使う。最近、スモールリグの同じようなクランプの小さいのを4つほど買って、こちらもいろいろな用途に使っている。なかなか作りもしっかりしているようだ。このスーパークランプ、閉じたり開いたりするときに、手で口の部分を閉じて、テンションがかからなくしてハンドルを回すと指一本でくるくる回って早い。
オートポールは、太いのと細いのと5,6本あるが、ミニポールにミニブームを取り付けてトップに使うと足元が邪魔にならなくていい。同じような理由で、スタジオでは普通のキャスター付きブームより、ウォールブームを使っている。付随するウエイト、鉄の塊、も高く上げたスタンドや三脚がひっくり返らないように足元に取り付けたりする。特にヘッドのコードがギリギリの時、引っ張って倒したことがあるので、必ずやるようになった。室内でアンブレラ使用の時に、ドアを開けたとき吹き込んだ突風で倒れたことも。発光チューブでも割ると大惨事です。
と、まあいろいろ考えられていて、使い勝手のいいマンフロ製品だけど、三脚の、特に雲台はいただけない。最近のは改善されているのかもしれないが、古い雲台を貰い物も含めていくつか持っているけど、どれもこれも動きが渋く、しかもきっちり締まった感が無い。ばらしてグリスを入れたり、磨いたり、いろいろ細工もしてみたが、ジッツオやハスキーの雲台みたいにはいかないのです。
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