見出し画像

回転ずし

前にも書いたけど回転寿司のこと。

病院でPSWをしていたとき。患者さんの「社会復帰」の足がかりを作ろうと外出や外食をした。例のボンゴにのって8人で外出。

餃子の王将、くら寿司、マック、ケンタッキー、韓国料理やイトーヨーカドーなどいろいろ。駅からちょっと離れた場所の病院だった。

けど、まだまだ開けている地域。「社会資源」は豊富だ。大体のお店はあった。帰りにダイソーやシルクやキャンドゥーにいって。ワザと違う百均にいくのも選択するお勉強の意味が多い。

人気は回転寿司。ある方はエンガワを食べ、ある方はエビ、ある方はタマゴ・・・。発病時期が早い方は同じものを良く食べていた。これは長期入院の弊害なのか発病で時間が止まった順番のような感じである。

しかし、みんなで「情報交換」をするなかでエンガワを食べたり、マグロを食べたりして失った時間を埋めるようになっていました。新しい食べ物に挑戦をする感じです。「これうまいね」という声が聞こえる。歓声も聞こえる。

これも社会復帰(参加)訓練の一環なのだ。このように精神科の「社会復帰」とは発病から失われた時間を取り戻すことなのかもしれない。


いいなと思ったら応援しよう!