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大学・専門学校の実習で何も得られない時代?!3 実習指導

現場が忙しくて実習指導ができていない現場が多くあります。

実際に新任のPSWを見ていると「実習で何をしてきたの?」とききたいことが多くあります。

実習先を自己開拓させる大学もあります。学生は手当たり次第に実習先を探します。

全国で実習ができる大学や専門学校は地区担当の実習指導者がいます。その指導者が巡回指導をします。昔からある大学ではそのシステムが確立しているのですが新設の大学では?といった巡回指導おあります。巡回指導は実習先のチェックと学生のメンタル的なフォローが大事になります。きちんと学生との信頼ができていないと意味がありません。

実習先も実習指導のお金をもらっているのですから対価に見合ったことをしなくてはいけないと思います。

新任のPSWに実習先をきくと病院実習の経験はあまりなく、就労支援事業所が多いのです。そこでマンパワーにされてしまい「指導」を受けることなく実習を終えたとか、「事故」を防ぐために利用者さんに触れさせないという実習先もあるようです。これでは何も意味はありません。

かたちだけの実習でも受験資格は得られます。しかし、実践と理論の両立が大事な精神保健福祉を学ぶ学生にとって無駄な時間になってしまいます。

実習指導は時間をつくって指導にあたるべきです。時間がつくれない、時間がないなら実習指導を受けるべきではありません。

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