東京大空襲・震災資料センター@日吉 へ戦争と食糧の話を聞きに行く
20241208 日吉にある #東京大空襲震災資料センター へ 市民講座シリーズ聴講のために初訪問。 #藤原辰史 先生の 「いま考えたい『食べること』と戦争の話」というテーマ! 私の食の人文知の土台となっている『ナチスのキッチン』『給食の歴史』『カブラの冬』の先生のお話が聞けるとあらば伺いますとも。
ちなみに、こういう資料館の存在まったく知りませんでした。#早乙女勝元 氏が初代館長で2002年に創設。民間の団体で「空襲や戦争による一般民間人の被害の実相を明らかにし、それを伝えていくこと」を目的とされています。戦争体験者の口述を動画にアーカイブする活動もされています。
当日は、お話の前にその体験談から食にまつわる話を集めた動画が紹介されました。進駐軍に子どもたちが「ギブミーチョコレート」といって手に入れたものは自分たちが食べるわけではなく、それを闇市に持っていって雑炊に換えてもらったという話には息を呑みました。チョコレートを食べてもお腹はふくれない、と。
これを機にあらためて確認すると私は終戦から15年後に生まれています。小学生の頃はまだ食糧統制があってどこかにどこかに宿泊する場合はお米持参でしたし、戦傷者の物乞いも見かけた記憶があります。
戦争と飢餓の話は想像以上に密接で、イスラエルのパレスチナ侵攻は「飢餓を争いの武器にしている」と国際社会で非難されているし、今までの戦争でも多くの人が飢餓で亡くなっているというお話に自分の中の戦争の輪郭が少しくっきりしてきました。一方で食糧政策の大切さをあらためて感じました。
そして、歴史と分化を知ることで世界への解像度があがる感じが少しだけ分かりました。
インフルエンザ以降、エネルギーがなかなか出なかったのですが、生藤原先生にお目にかかりつつ、私の読書メモも見ていただけて!元気をいただいて帰ってきました。ありがとうございました。
ちなみに、私の『ナチスのキッチン』の読書メモ
『給食の歴史』