【随筆】母からもらった命 母に繋いでもらった命
現在の私を知る方にはいつも驚かれるのだが、学生時代は大小あれど常にいじめを受けてきた。
無視はもちろん、理不尽な扱い、明らかな侮蔑。
肉体的にも、精神的にも追い詰められていたと思う。
「思う」というのは、その頃の感情の記憶が曖昧なのだ。
小学四年生までは穏やかな日々を過ごしていたのだが、宮城県に転居、転校してから私の生活は一変する。
転校生というだけで物を隠されることから始まり、歩いているだけで後ろから飛び蹴りを喰らったり。
私の机が窓から投げ捨てられていたり、ありがちな話