戦略的にTwitterのアカウントを分けてみた結果と考察
皆さんは、Twitterのアカウントはおひとつですか?
裏アカとか◯◯アカなどというように、複数アカウントを持ってらっしゃる方も多いと思いますが、僕は今、発信力やブランディングの勉強のためにTwitterを運用しています。
そういう場合ってアカウントは分けたほうがいいんでしょうか?
一応、Googleで「Twitter アカウント分けるべきか」なんて検索してみたんですけど、もちろん答えは出てきませんでした笑
というわけで、前回の「フォロワーが増えるRT増えないRT」に続いて、Twitterのアカウントは分けたほうがいいのかについて、調べてみたいと思います。
アカウントをわけるのは立派な戦略
そもそもアカウントを分けたほうがいいかも、と思い始めたきっかけは、こちらのプロ無職るってぃさんの記事です。
個人的に1アカウントで発信するカテゴリーの限度は4つかなぁと思ってます。それ以上多くなると集まるフォロワーの属性もバラバラになってフォロワーが増えにくくなるので、アカウントを分けるなど工夫した方が良いでしょう。
とあり、アカウントを分けること自体は立派な戦略なようです。ターゲットが違うから、投稿の内容も変わる。だからアカウントも分ける、ということだと思います。
僕のTwitterアカウントは「リスティング運用者3~5年目」をターゲットにしてみています。投稿内容は、リスティングのことを中心にしているつもりです。
が、noteやSNSマーケティングのこと、それに関するRTも多くなっています。えとみほさんや末吉さんのツイートなんか、どれも本当に興味深くて勉強になりますし、自分がnoteを更新したらTwitterでももちろん投稿したい。
そこでふと思ったんです。リスティングやってる人って別にnote興味ないだろうし、僕みたいに発信力を身につけたい!みたいな人少ないんじゃないかと。
逆に、noteを書いてらっしゃる方々は、リスティング運用の事例とかテクニックは興味ないし、アルファベット3文字が何個も出てきてうっとおしいんではないか、と。
タイムラインはキレイになる
というわけで、まずは新しいアカウントを作って、リスティング系の方とnoteやブログ・ライター系の方を分けてフォローしてみました。
きちんと情報を分けて発信することで、フォロワーさんも増えやすくなるんじゃないかと思ったからです。
さて、分けてみての初日。
…めちゃめちゃ綺麗。自分のタイムラインがとても美しくなりました。同系統の情報が並んでおり、興味がある人の興味がある内容しか流れてきません。
それまで「リスティング関係の人ってnote興味ないだろうし、あんまり投稿しないほうがいいかな…」とか思ってた気持ちが非常に楽になりました。
これは成功かもしれない…!
プロフィールを1つのことに特化させられる
2日目。プロフィールを更新しました。
画像については、過去の考察結果(プロフィール画像についての考察)に基づいた勝ちパターンを採用(ちょっとわかりにくいけど…)
アカウントを分けたことで、ターゲット層がぐっと絞りこまれるので、プロフィールもそれにあわせてチューニングがしやすくなりました。
リスティングアカウントでは、マーケティングに興味あり!AI使った事例とかばんばん発信します!みたいなプロフィールにして、勉強アカウントでは、noteやってます、SNS勉強中です!みたいなプロフィールにするという使い分けが出来ました。
使える文字数も多くなるし、訴求も絞られるのでメッセージも強くできた気がします。
タイムラインに同じ投稿のRTが増える
ただ、2日目から感じ始めたデメリットもありました。
1つは、同じ投稿のRTがいくつも並ぶこと。
例えばAIの情報1つにしても、同じ記事が何人か別の人からRTされてきます。そしてそのRTした人を、影響力のある元記事の人がいいねやRTされるので、またその記事に出会うことになります。画面上に3ツイート連続で同じ記事が流れてくる、なんてこともあります。
もちろん引用RTだと、皆さんの意見が添えられているので、違うと言えば違うんですけど、やっぱり同じ記事ばかりじゃ面白くないですし、同じ記事を何度もRTするのは、フォロワーさんにも価値のある情報とはいえない気がして、RTも少し躊躇うようになりました。
話題によってははっきり分けられないことも
もう1つのデメリットは、どっちのアカウントで投稿するべきか、わからないことが出てくること。
リスティングではないけど、マーケティングではある…みたいなことはどっちにツイートすればよい?という場面が結構出てきました。
また特に僕の場合、「リスティング」と「発信力」でアカウントを分けたつもりだったんですが、リスティンガーさんとブロガーさん、インフルエンサーさんは、広い意味ではWebマーケティングという同じ業界だったので、結果的に2つのアカウントに同じ投稿がめぐってくることがありました。RTでさえどっちにしようか悩んでしまうことも。
分けるまで気づけなかったことが情けないですが、これが今の僕の実力なので仕方ないです。
これも勉強。
むしろ今気づけたので、OKとしましょう。
一番の気づき
ここまでメリット・デメリットに分けて考えてきましたが、一番の気づきは投稿内容についてです。
僕はアカウントを分けたことによって、リスティングのことをリスティングのアカウントに、SNSやマーケティングのことは勉強アカウントに、と完全に分けて投稿するようにしたのですが、結果的に投稿内容が絞られすぎて、何にも呟けなくなりました。考えすぎて全然面白くない、ただのRTばっかり。
発信するということは、AをAとして、BをBとして捉えるのではなく、AをBの視点でみてどう思うかということで、実はそこに個性や面白味が出るものだったんだと思います。
思えば、いつも勉強させてもらっているえとみほさん、末吉さん、坂口さんなどは、この人たちには世の中がこんな風に見えているんだ!?という魅力があります。視点が大事なんだと思う。
そう考えると、何でもかんでも分ければいいってもんじゃなくて、むしろ色々な情報と接触できるように、アカウントは1つにして自分のタイムラインは情報がごった返しているほうが、アウトプットにも幅が出て面白いような気がします。
まとめ
・インプット情報の統一感やプロフィールなどメリットもある
・デメリットは何度も同じ投稿がRTされたり、投稿の手が止まること
・投稿内容は視点が大事。インプットの幅が広いほうがアウトプットも面白くなる(はず…)
以上の理由から、僕はTwitterのアカウントは闇雲に分けないほうがいいと思います。分ける必要はない、じゃなくて分けないほうがいいです。
たった3日間の検証でしたが、アカウントもすぐ元に戻しました。新しいアカウントをフォローしてくださった方もいらっしゃったので本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もし、まだコンテンツに相当の幅がないなら、多少雑記になってもまとめたほうがいいと思います。
趣味ブロガーのクロネさんが、ブログ講座の中で「雑誌ブログ」というお話をされています。
ブログのテーマを3~5個くらいにしぼって、ブログを運営してきます。
雑記ブログほどなんでもありではありませんが、かといって、専門特化ブログのようにテーマを1つにしぼるわけでもありません。
これにより、「運営しやすさ」と「稼ぎやすさ」を両立します。
Twitterもこれと同じ考え方でいいように思いました。
全く関連のないテーマなら別ですが、少しでもシナジーが生み出されそうなテーマなら、分けないほうがいいです。クロネさんもそういってます。
とはいえ、わかっててもやってみると色々考えてしまってうまくいかないもの。実際にやってみて、実感することができたのはよかったなと思います。
今度からはインプットは幅広く、アウトプットは雑誌ブログをイメージして、コツコツ続けていきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
なにかの参考になれば幸いです。
****************************************
僕のTwitterのアカウントでは、
・リスティング運用のこと
・Webマーケティングのこと
・フォロ活中の気付きや感じたこと
をツイートしています。
よければ応援フォローお願いします。
吉岡 茂樹 (@psps0113) https://twitter.com/psps0113?s=09
面白い!参考になった!と感じてくださった方は、スキやフォローをお願いします♪