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Why We Sleep
こんにちは。NOBORIの加藤です。
突然ですが、みなさんは睡眠足りてますか?
エンジニアってなんとなく寝不足のイメージありますよね。
私は最近になって、意識的に寝る時間を増やしました。
それは、今回紹介する「WHY WE SLEEP 睡眠は最強の解決策である」を読んだからで、エンジニアこそちゃんと寝るべきと感じたからです。
なので、今日は本の内容とエンジニアの業務とを絡めて、記事を書いていこうと思います。
睡眠の実態
まず、効果うんぬんの前に睡眠の実態について少し触れると、日本を含む先進国の大人の約3分の2が、健康的と言われる8時間の睡眠を取れていないということが書いてありました。でもこれは、驚くようなものではなく、むしろ納得ではないでしょうか。朝の電車のなかで、みんな眠そうな顔してるのをよく見ます。健康維持のための重要な生活要素である食事・運動・睡眠のうち、一番気を使われていないのが睡眠みたいです。
睡眠不足の影響
じゃあ、睡眠不足がどんな影響を及ぼすの?という話です。
本書には、それこそ様々な悪い影響が書いてあって、身体的・精神的な病気のリスクとか、ダイエット、交通事故、遺伝子への影響、ひいては経済損失とかとか。。。書き出すとキリがないくらいです。なので、冒頭にも書いた通り、ITエンジニアの業務から4つのポイントに絞って、睡眠不足の影響を書いていきます。
集中力
1つ目は言わずもがなですね。徹夜した翌日は、簡単なコーディングやテストでもミス連発なのは想像に難しくないかと。ここまで極端ではないにしても、6時間睡眠を10日続けるだけで、脳のパフォーマンスが徹夜したのと同じくらいまで低下したという実験結果もありました。頭で考えることが仕事の大半を占める職種である以上、仕事中の集中力や脳のパフォーマンスはできるだけ高い状態を維持したいところです。
クリエイティビティ
最近、エンジニアにもクリエイティビティが求められいると感じています。NOBORIでは、エンジニアとか関係なく、サービス内容等に踏み込んで議論する機会も多いです。個人的には、AIの台頭もあり、クリエイティビティは今後さらに必要とされる能力と考えています。じゃ、睡眠がどう影響を及ぼすかというと、夢が影響します。厳密には、夢を見てる時(=REM睡眠時)に脳がやっていることが影響していて、
ここでは古い記憶と新しく学んだ内容をぶつけあって情報を混ぜ合わせているみたいです。その結果として私たちが見てる映像が夢で、この処理によって、クリエイティビティが維持・向上するようです。
Sleep on it (=寝て考える)は、睡眠を利用した正しいやり方だったようです。
学習(記憶)
一夜漬けにあまり効果がないことはみなさんご存知と思います。
記憶の定着に影響を及ぼしているのは、睡眠中の夢を見ていない時(=Non REM睡眠時)で、この期間に新しい記憶を脳の短期記憶領域から、長期記憶領域に転送してるみたいです。PCで例えると、ファイルをメモリからストレージにコピーしてるイメージですね。
エンジニアにとって、新しい技術知識や開発手法を継続的に学んで、サービスをよりよくしていくことは、重要な使命の一つだと思うので、学んだ内容を脳にしっかり定着させるためにも、睡眠は大事です。
コミュニケーション
最後にコミュニケーションです。エンジニアとか関係なく仕事するうえで大事な要素ですよね。これにも睡眠が影響していて、睡眠不足になると、自分の感情のコントロールがうまくできなくなったり、相手の表情から相手の意図を推測するような高度な認知能力が低下します。睡眠不足でカリカリしてる人には、近づきたくないと考える人のほうが多いのではないでしょうか。
チームで開発を進める人も多いと思いますので、しっかり寝て、朝から爽やかに挨拶して、1日をスタートしたいですね。
まとめ
以上が、私がエンジニアこそ睡眠を大事にすべきと思った理由でした。
じゃ、実際どれだけ寝ればいいの?ってことになりますが、ここは個人差があるようです。ただ、大抵の人は7~8時間の睡眠が最適と書かれていました。また、寝るタイミング(=何時に寝るのか)も大事だし、睡眠に影響を与えるもの(アルコール、カフェイン、スマートフォン etc…)の存在も意識しておいたほうがいいみたいです。
詳しくは、是非「WHY WE SLEEP 睡眠は最強の解決策である」を読んでみてください。きっともっと寝ようと思ってもらえるはずです。
ちなみに、私はこの本を読んで、最低7時間は眠る時間を確保するようにしていますが、以前より頭がスッキリしているのを感じています。在宅で時間を有意義に使えるのもありがたいところですね。