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獏と夢師 其の一

酒に酔いたい気分って人間にあると聞くがどんな具合なのか全く見当も付かない。人間はどうやら満たされたい、その快楽で脳を浸したいなどという浅い欲を片手にふらついてるらしい。全く僕には無縁の話だ。満たされるというひと時に興味すらわかないのだ。さらに、酒という薬だか毒だかよくわからんもので現世から逃げたがる。逃げることは否定しない。それも選択、尚良しである。ただ、ひとつ忠告が。逃げたその先が極楽か地獄か、着いてみないとわからないと言うことだ。

#小説 #獏と夢師 #獏の詩シリーズ

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