【例文あり】公務員が「やめます」と職場に伝えるタイミングは?どう言うべき?
こんにちは、公務員専門で転職サポートをしている山本です。
今回も現役公務員で民間企業への転職を検討している方に、民間転職のリアルをお伝えします。
公務員を辞める方向で考えているけど、いざ転職が決まったらどのタイミングで言えばいいの?
というか、何て言えばいい?面倒なことにはなりたくない…
実際の会話例も出しつつ、辞意を伝えるタイミングと内容を解説します。
【執筆者 経歴】
慶應義塾大学卒業後、新卒でデロイト トーマツ コンサルティング合同会社に入社。
2年で独立しコンサルティング事業、教育事業を興した後に、公務員専門のキャリアアドバイザー事業を開始。
コンサルティングスキルを応用した独自の手法で、公務員から上場企業への転職を実現。
結論:勇気を出して言うだけ
まず声を大にして伝えたいのは、どんな事情があろうと「辞めます」と言うのを躊躇する必要はありません。
言うまでもなく「迷惑をかけてしまうかも…」と思う必要は一切ありません。
※ちょっと厳しいことを言うと、そのメンタルだと民間企業では苦労しますよ!
民間への転職に向けた「言いにくいことを言うトレーニング」だと思って、勇気を出して辞意を伝えましょう
↓こんな上司や同僚がいるかもしれませんが、勝手に思わせておけばOKです
クソ上司
一生安泰の公務員を辞めるなんておかしなやつだ。しかもこんな繁忙期に。これから色々な仕事を任せるよう育成してきたのに、よく平気な顔して辞められるものだ。
繰り返しですが、転職が決まったら「あとは言うだけ」です。
そうは言っても何か心配事があれば、いつでもご相談くださいね。
辞意を伝えるタイミングは法律を遵守しましょう。
辞意を伝えるタイミングですが、さすがに法律は遵守してください。
民法では、退職の意思を伝えてから14日後に退職できることになっています。
これは絶対に守るようにしましょう。
ただし、法律とは別に「企業、自治体独自のルール」があるケースが多いです。
・一般的な企業では、退職の1か月前までの辞意の表明
・自治体でも、退職の1か月前までに伝えるルールになっているところが多い
また伝える時期については「いつでもOK」です。繁忙期だから…と遠慮する必要はありません。
私の支援した方たちも、例えば「自分が担当している大きめ案件の途中」でも、スパッと辞める意思を伝えています。
ちなみに「有休消化」についても言うだけです。
1月という繁忙期のタイミングでも、私が支援した方たちはきっちり消化しています。
辞意を伝えた時の僕の実例
私が支援した方たちは「上司との泥沼戦」にはなりませんでした。
「え、こんなもんなの?」と思われるかもしれませんが、実例を参考にしてください。
ポイントは「自分の思いをストレートに熱く伝えて、上司を圧倒させること」です
自分 「部長、おはようございます。今回は退職届のハンコを頂きたくお伺いしました。」
部長 「退職するって聞いたよ。どうして?頑張ってて期待してたのに。」
自分 「私は行政改革に携わりたいと思って市役所に入庁し、現在も一部行政改革に携わらせていただいていて、光栄に思っています。しかし、現在の業務で得られる成長スピードを考えると、入庁前自身が思い描いていたレベルには到底達しないまま公務員生活が終わってしまうなと思いました。そこで、民間企業へ転職してビジネスを学び、将来はコンサルティング業等で行政改革に携われるようになりたいなと考えています。」
自分 「そ、そうか…。わかったよ。(押印)」
私はこのパターンを推奨しています。上司の反応も「ここまで言われたら仕方ないか…」という感じで、変に粘ってきたりするのは少ないです。
※上司が理由を聞くのも「職場に問題があって辞めたいのか確かめたかった」や「上司の上司や人事部への説明のために理由を聞いておきたかった」くらいです。
変に辞める理由や言い訳を作るとうまくいかないので、ストレートに言いましょう。
ここまで「公務員を辞めると伝えるタイミング、伝え方」について解説してきました。
大事なのは以下の3点です。
躊躇せず、余計な心配をせずに辞意を伝えて全く問題ない
辞意を伝えるタイミングは法律または役所のルールを守ればOK
変に退職理由を作らず、ストレートに伝えましょう
会話の実例も参考にしてもらいつつ、うまく辞意を伝えてください。
では、今回はここまでです。最後までありがとうございました。