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コミュニケーションを深堀りする
どんなシチュエーションでも人と人との意思疏通としてコミュニケーションは必須です
今回は持論も含め考察していきます
コミュニケーションとは?
そもそもコミュニケーションの手段は様々
視覚・聴覚・体性感覚...まあ人の五感と言われるものを通して初めて認識できるもの
今で言えばSNS上のやりとりもコミュニケーションですし、それによって煩わしくなるようなことも発生しているのも事実
コミュニケーションコストだと思わせない双方の積極的なコミュニケーションを心がけたいものですよね
僕ら施術家で言えば、問診や施術中などに言葉でのやりとりをしますが、言葉だけのコミュニケーションだけではなく表情・仕草等の非言語的言語(ノンバーバル)も意識すべき
なぜか?
僕らは日常的に複数の非言語的手がかりを使い、メッセージを伝達しあっているので、その要因としてはかなりの部分を占めてるからなんですよね
ちなみに
【非言語的コミュニケーション】(nonverbal communication)
→ これは意識して用いていることもあれば、無意識的に用いていることもある
人間はコミュニケーションを行う時に、言葉を用いて互いの感情や意思を伝えあっているけども、「目は口ほどにものをいう」といった諺にも示されているように、言葉よりも顔の表情・視線・身振り等の方がより重要な役割を荷っているのである
→ 実は70%以上の要素を占めているというデータもある
逆に言えば、文字だけのコミュニケーションで意思疏通が困難なのも納得ではないだろうか
だから文字だけで伝える時には、言葉の持つ意味・漢字の意味等はより氣をつけて使っていきたいとこです
ノンバーバルコミュニケーションは想像以上に相手に影響を与えてしまう
人は非言語的コミュニケーションを【顔の表情・顔色・視線・身振り・手振り・体の姿勢・相手との物理的な距離の置き方等】によって行っている
また、非言語的コミュニケーションには上記に加え、服装や髪型、呼吸、声のトーンや声質などの種類もある
⇒ 身振りなどの非言語コミュニケーションの多くは文化によって異なるが、人間の基礎的な感情である怒り、失望、恐怖、喜び、感動、驚き等に対する表情は普遍的なものとされる
コミュニケーションとして心がける点
・自分がしている業務が『モノへの作業』ではなく【人への施術】であるかどうか
・患者さんにとって適切で自然な位置や距離から話しかけているか
・自分の声の大小、高低、速度等を常に自覚して話しているか
・ベッドや車椅子等患者さんの位置や体勢に応じて、必要なら膝をつく等をして視線を水平にしているか
・専門用語や略語をやたらと使っていないか
・患者さんが頷く間も無い程、次々に話しかけていないか
・患者さんの個性を無視した一方的なスキンシップになっていないか...等々
声かけについて
患者さんに注意や身体の向き等を促す為にタイミング良く【一声かける】
ちなみにこの声かけですがコミュニケーションではないと思っています
何故なら、『声かけ = コミュニケーション』だと思われている方には申し訳ないですが、コミュニケーションの基本は、言葉のキャッチボールと言われるように双方向の意思疎通にあるからです
⇒ 患者さんの理解や返事を必ず確認する事が術者には必須
※声かけ(一方的な号令や命令)のみで、理解等を確認せず患者さんを自身の思い通りに動かしてはいけない
声かけできてるよ!と思っている方も今一度見直してみると良いのではないでしょうか?
円滑なコミュニケーションを形成するには?
端的に言うと相手との良好な関係を築き上げる必要性があります
まずは相手の存在・相手の意思・相手の話す事を認めるという事です
※この認めるという事は、なんでもかんでも相手の言いなりになるという事ではない
→ ここで言う「認める」という事は、
『私は貴方の話している事をきちんと聞いていますよ』
『貴方の言うことは耳を傾けるだけの価値があると思っていますよ』
『貴方がそういう意見を持っているという事をちゃんと理解していますよ』
という事を
【言語的コミュニケーションや非言語的コミュニケーションを使って相手に伝えるという事】
→ ちゃんと相手に視線を合わせ、相手の方を向き、姿勢や身振り手振りで相手の話にリアクションを示し、表情や声で相槌を打つ事で相手は、
「この人はちゃんと自分の話を聞いてくれている。きちんと理解して返答してくれている」と感じることが出来る
まあ当たり前の事なんですけどね...
だって自分の思っている事は、何らかの形として示さないと相手には100%伝わらないんですから
(※テレパシー的なやつが出来るのであれば別...あるのかどうかはわからんけども)
逆にしっかりとコミュニケーションが出来るとその結果、相手の承認欲求を満たす形となるのです
ちなみに意識の話や承認欲求の話は↓↓
パーソナルスペースを意識する
そこはもう察しよう!(語彙力) w
まあでも知らないと察しようもありませんよね
まずはパーソナルスペースについて簡単にまとめていきます..
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基本的に卵型をしていて、前よりも後ろや横の方が狭くなっている
= 他人に近付かれると不快に感じる空間の事
・一般的に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある
・一般的に親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に敵視している相手に対しては広い
・相手によっては(ストーカー等)距離に関わらず、視認できるだけで不快に感じるケースもある
※話している相手が知らず知らずの間に体の向きを変えはじめたり、視線をあまり合わせなくなったりしたら『私のパーソナルスペースを侵害してきていますよ』という相手からの無言のサインかもしれない
※男性のパーソナルスペースは前方に伸びる傾向がある = 男性の視覚は前方の1点を見るように出来ている為
※女性のパーソナルスペースは円に近い形になる傾向がある
= 女性の視野は全体を見渡すように出来ている為
(男性は空間が狭くなると攻撃的になり、女性は協力的で友好的になる傾向にはある)
更に言えばこのパーソナルスペースも人のタイプによって違いがある
そのタイプって言うのが、僕はよく参考にする九星氣学やエニアグラムなどですね
詳しくは下の距離感の内容を見てもらってからと思います
パーソナルスペースの距離感
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●密接距離...ごく親しい人に許される空間
・近接相(0~15cm):抱きしめられる距離
・遠方相(15〜45cm):頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが手で相手に触れるくらいの距離
●個体距離...相手の表情が読み取れる空間
・近接相(45〜75cm):相手を捕まえられる距離
・遠方相(75~120cm):両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離
●社会距離...相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間
・近接相(1.2~2m):知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離
・遠方相(2~3.5m):公式な商談で用いられる距離
●公共距離...複数の相手が見渡せる空間
・近接相(3.5~7m):2者の関係性が個人的なものではなく、講演者と聴衆と言うような場合の距離
・遠方相(7m以上):一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離
僕ら施術家が位置する所としては【個体距離】感で話すことになるかと思います
相手が心地よいと感じる物理的な立ち位置や言葉のチョイスが重なる所を標準域(互いの距離感が重なる距離)と仮定したら、
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イメージこんな感じ
そして上記にもあったように互いの個体距離感は同じでも、タイプ別でその個体距離から少し進んだ先、もしくは離れた方が心地よい人もいるんですよ
またイメージとなってしまうのですが、
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人によっては標準域より1ミリ先が心地よい人もいるし、3ミリ先が心地よい人もいるって事です
※例えがわかりづらければすんません
逆に物理的に社会距離ぐらい離れた場所からの方が、心地よいコミュニケーションが取れる人もいるし
目線を水平で合わせるのではなく、少し上からとか少し見上げるようなとか
話すときに感覚的な擬音語がいいのか、かっちりと理路整然と話していた方がいいのか
施術者立場として上からなのか、下からなのか、はたまたフラットな立場なのか
九星氣学やエニアグラムからのおおよそ72パターンを参考にして、患者さん個々にコミュニケーション内容の種類を変えて対応していきます
まあ、あまりに重きを置きすぎるとバイアスがかかってしまうので、あくまで『参考』としながらも初回施術で聞いた相手の生年月日から、ある程度振り分けてしまえると、ファーストコミュニケーションの的を絞りやすいという利点はある...
まあ参考手段の1つです
その結果からなのか、手前味噌の話で申し訳ないですが僕の初回リピートは97%、一応記録している5回目までの複数リピート率は開業してから5年間94%を維持してます
(ちなみに僕は店舗はなく紹介制の出張施術をしています)
コミュニケーションの形の例として
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