誤嚥・喉頭侵入の解釈と対策
誤嚥・喉頭侵入の解釈と対策
柴田斉子
JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION
第31巻・第10号(通巻373号)・2022年9月号 P944-950
【アブストラクト】Ⅰ.はじめに
誤嚥と喉頭侵入は食塊が気道に侵入することをさし、生体に与える影響は食塊の深達度によって異なる。定義ついて喉頭侵入では、深達度が声門上まで、誤嚥は声門を越えて下気道に達するものとなる。不顕性誤嚥の場合は、むせ等の所見がなく直接訓練や食事中の誤嚥を判断することは難し