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聖書のお話

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キリスト教会の礼拝で行われている説教と呼ばれる聖書をテキストにしたメッセージを公開しています。
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#イエス・キリスト

背の低かったのはイエス?ザアカイ?どっちでしょう?

以下は2021年6月の子どもの日・花の日合同礼拝における聖書メッセージです。 聖書 新約聖書 ルカによる福音書19章1〜10節  イエスさま一行がエリコという町に入った時のお話です。その町にはザアカイという人がいました。税金を集める仕事をする人たちのリーダーで、お金持ちでした。イエスさまがエリコにやってきたという話を聞き、「罪人や徴税人の仲間」と呼ばれていたイエスさまがどんな人か見たいと思いました。それでイエスさまの所にやってきましたが、そこにはたくさんの人がおり、さらに

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聞く力に応じて、語られている。

2022年2月6日の礼拝における聖書メッセージです。 聖書箇所は以下の通りです。日本聖書協会のホームページから聖書本文を検索して読むことができます。 日本聖書協会ホームページ:https://www.bible.or.jp/read/vers_search.html 第一朗読:サムエル記下12章1〜13節前半 第二朗読:ペトロの手紙1 1章22〜25節 福音の朗読:マルコによる福音書4章10〜12節 メッセージ本文:  子どもたちと喋っていると自分自身の語彙力や

体を大切にしましょう

2022年1月30日(日)の主日礼拝メッセージ原稿を投稿します。 旧約聖書:歴代誌上29章(1〜5)6〜19節 新約聖書:コリントの信徒への手紙一6章12〜20節  今日の聖書朗読では偶然にも先週の説教で引用したコリントの信徒への手紙一6章の12〜20節が朗読されました。まずここに出てくる誤解を生む語について当時の習慣を説明いたします。古代コリント、つまりギリシアの社会的世界では売春は法的に認められ、社会に広く認知された習慣でした。古代ギリシアの世論は男性に性的な自由を

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死ぬまで生きるという仕事

新約聖書ルカによる福音書2章22-38節より  すべての生き物には寿命があり、いつか死ななければいけません。私も、そして皆さんも同じです。では皆さんに質問ですが、もしも明日世界が滅びて死んでしまうとしたら、最後に何を食べたいですか。どこに行きたいですか。誰と一緒に遊びたいですか。自分が死んでしまうということを考えると、私たちは死ぬまでにどう生きるかを考えます。特に歳を重ねておじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれる年齢になるとお友達や家族が亡くなってしまうので、「自分もそう遠くな

あなたは独りじゃない

新約聖書ルカによる福音書1章〜2章  「おぎゃあ、おぎゃあ」クリスマスの夜に生まれた一人の特別な赤ちゃんを喜び祝うために私たちはクリスマスの夜を過ごします。しかしいま社会のあちらこちらから聞こえてくるのは赤ちゃんの可愛らしい泣き声ではなく悲鳴であり、言葉にならない呻きです。たくさんの人が疲れ果て、深く傷つき、悩み、生きる力を失っています。あるいは怒りで心を支配されてしまっています。  人類が新型コロナウイルスに振り回され続けて2年が経過しようとしています。夏以降ようやくワ

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