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聖書のお話

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キリスト教会の礼拝で行われている説教と呼ばれる聖書をテキストにしたメッセージを公開しています。
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#聖霊

聞くために何が必要か

2024年6月2日(日) 聖書:ローマの信徒への手紙10章5~17節  メッセージ「聞くには何が必要か」 牧会祈祷: 教区総会、キリスト教保育、実習生、こどもたち、親たち、高齢の者、病気の者、施設に入所した者、孤独に過ごす者、さまざまな課題を抱える者  私たちを愛してくださる神さま、5月が終わり6月最初の日曜日となりました。振り返ると5月は気温の上がり下がりが大きく、体調管理の難しい日々でしたが、私たち一人一人をお支えくださりありがとうございます。6月は梅雨の季節

「もうすでに与えられています」

2024年5月26日(日)聖霊降臨節第2主日礼拝 三位一体主日 聖書:テモテへの手紙一6章11~16節 牧会祈祷:  愛の神さま、いつも私たちがあなたの愛と恵みの中で生きられていることに感謝いたします。本日からこどもときょうかいのこどもとれいはいが開始されました。ありがとうございます。こどもを愛するイエスさまに倣いこどもたちを愛し、あなたの愛の中で神さまの子どもとして一緒に育っていけますようお願いいたします。  三位一体の神さま、あなたは父と子と聖霊という異なる位格を持

スピリチュアル・ペイン

この記事では2022年6月26日の日本基督教団四街道教会における礼拝メッセージの原稿を公開しています。聖書箇所は以下の2箇所です。 新約聖書:使徒言行録16章16〜24節、マルコによる福音書5章1〜20節 本文:  今日朗読された聖書箇所には「霊」が登場しました。日本だと「霊」と聞くと「お化け」を連想しますが聖書における「霊」は「お化け」のことではなくて人間が生きる上で欠かすことのできない大切な何かとして登場します。創世記2章には人間が造られた様子が記されています。「神

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「みんなで一つの聖霊を受けた日」

 プロテスタント教会では6月5日(日)にギリシア語で「50番目の」を意味する「ペンテコステ」の礼拝を行います。ペンテコステの礼拝はイエスが復活してから50日後に弟子たちの上に聖霊という目に見えない不思議な力が与えられて、弟子たちがイエスのこと、イエスが話した神や神の国などさまざまなことを宣べ伝えるために全世界に派遣されていったことを記念する時です。  ここでは四街道教会のペンテコステ礼拝において語ったメッセージを公開します。聖書箇所は新約聖書の使徒言行録2章1〜11節です。

DV加害者は外からの介入を嫌う

2022年1月23日(日)主日礼拝メッセージ 第一朗読:ヘブライ語聖書 申命記30章11〜15節 第二朗読:ギリシア語聖書 ペトロの手紙一 1章3〜12節 福音の朗読:マルコによる福音書 1章21〜28節  イエスの最初の活動は汚れた霊に取りつかれていた男を癒やすことでした。今日読まれたマルコによる福音書1章21〜28節の物語です。それにしても汚れた霊っていったい何でしょう。汚れた霊ですから良い霊か悪い霊かで言えば当然悪い霊ですよね。聖書には悪霊がよく出てきます。そしてその

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