自分の未来の占い方
会社員をしていた時。
ある頃から、
このままでいいのかなー？
と思うようになりました。
キャリアカウンセラーに
なりたくてスタートした、
人材業界での仕事。
日本からアメリカに来て、
再び同じ業界で働き始め、
色々と迷いが生じました。
日本で取った資格は
アメリカでは意味がなく、
ここでカウンセラーに
なろうとするなら、
大学院に行く必要がある。
そんな状況だったので、
一応、学校は決めていて、
準備もしてはいたのだけど、
なかなか、次のステップに
進む事ができませんでした。
いざ進め！と動こうとすると、
なぜか障害が発生するんです。
仕事で、家庭で、色々と…。
まあ、できれば、もう、
勉強なんかしたくなーい！
という本心があったので、
勉強しなくて良い言い訳を
あれやこれやと、
作り上げてたのでしょう。
人と直接かかわる仕事は、
毎日がスリル満点（？）
トラブルとハプニングの連続、
泣いて笑って…の繰り返し。
でも、毎日、色んな人と会い、
様々な形でかかわっていく中で、
立場や学歴、職歴がどうであれ…
年齢や性別、国籍が何であれ…
一人一人に各々の人生があり、
それぞれのストーリーがあって、
採用側、求職者側のどちらも、
また、それ以外の方々も含め
全ての方が、それぞれに…
大切な一人なのだ、という事を
身をもって学ばされている様な、
そんな感覚がありました。
仕事をこなすことだけなら、
今ココで私ごときが消えても、
代わりになる人はいくらでも
いるのは分かっていたけど、
人とかかわる仕事そのものと、
そこで出会った人たちとの
かかわりに魅力を感じていて、
仕事を辞め去る決断が
なかなか下せませんでした。
そんなこんなを繰り返し、
それでも、いよいよ、
最後の決断をするぞ！
と決めた時に、
突如・・・
なんでか分からないけど、
あっちの方から・・・
新たな選択肢が現れてきて、
なぜか、そっちの道を
選ぶことになりました。
あっちから来た
そっちの道とは、
「布」の道でした。
でも、
どうやって進めば良いの？！
その時に思い浮かんだのは、
アメリカで風呂敷を売る事。
それと、
日本の伝統的な布を
アメリカで紹介すること。
なんでなのか？
なんとな～く・・・
興味を感じてしまった、
日本の布と伝統でした。
が！
何を、どこから、
始めれば良いのやら？！
人材の仕事をしていた時は、
キャリア相談に乗ることも
多かったのですが、
いつ頃からだったかな？
なんとな～く・・・
相談者の話を聞きながら、
その人の行きたい方角
（未来像）に見える色？？
があるように感じ始めました。
※といっても、単なる
私の勝手なイメージです。
色々な方の相談に乗りながら、
仕事を通じて、少しずつ、
なんとな～く・・・
自分の色感覚を確かめつつ、
最後の頃は、自称占い師！
になってました。
（ウソです。）
で、今度こそ、仕事を辞めて、
次に進むぞっ！と決めた時に、
その本番がやってきました。
今度は、私の番です。
私の未来は何色なのか？？
自分で自分の未来を、
占いましょー！！！
カウンセラーの道と、
（選択肢１）
新たに出てきた、
もう１つの道 ➡ 布。
（選択肢２）
さて、私は、どっちを
選べば良いのでしょう？
選択肢１を選んだ場合、
仕事にも、お金にも、
困ることはないだろう。
選択肢２の方は・・・
苦手な分野の未経験で、
目標も確約も何もない、
お先 真っ暗ぽい感じ。
これで、今後、
どうやって生活していくの？
そもそも仕事にありつけるの？
… きっとイバラの道ですねぇ。
でもー。。。
選択肢１と選択肢２の
未来像を見比べた時に、
選択肢２の方が、
カラフルに見えますよ。
と、言われたんです・・・
（自称占い師のオバサンに。）
で、どっちを選ぶ？と
オバサンに問われた時に、
私は、選択肢２の方を
試してみたい！と、
思ってしまいました。
選択肢２は、
カラフルな道！
きれいで、
賑やかで、
楽しそうで、
良さそう！
じゃーないですか～♪
あの時に、
占い師が・・・
選択肢２の方が、
よりカラフルに見える
と言ったから、
飛び込んでみました。
が！
未経験かつ苦手だった事に
向かって進んでいくのは、
想像以上に厳しかったです。
いや、厳しいですっ。
（現在進行形）
・・・のかもしれない。
（予定は未定）
学生時代、海外に行きたくて
英語を勉強していた時は、
夢や希望に満ち溢れていて、
全く英語が分からなくても、
失敗や痛い思いをしても、
困難にくじける事もなく、
ワクワク楽しい！ばかりの
感じだったんですけど、
大人になって、
家庭科が大の苦手なのに
縫うことや、作ることを
学ぶ事にしてみたら・・・
夢や希望は消え失せていて、
毎日がヒーヒー・・・
生き延びることだけで
精一杯の状態になりました。
授業の内容が理解できず、
何度聞きなおしても、
練習してみても、
全く、できないんですよ。
切る、縫う、作る、が。
結果・・・
元々なかった自信が
もっとなくなってしまい、
半透明になったような感じで
学校での２年半が過ぎました。
未経験の苦手な事に
挑戦してみて気づいたのは、
スキルや知識とか言う前に、
まず！
心のバリアを取り払うとこから
スタートする必要があったこと。
苦手（意識）を克服するのは
こんなにも大変なのか…と、
４０歳過ぎてから気づき、
凝り固まってガチガチだった
苦手意識の壁のブ厚さには、
我ながら驚きでした。
苦手な事に向き合った時、
頭はカチカチになっていて、
体は硬直し、なにかと
ぎこちなく なりました。
（まるでロボット。）
苦手、苦しい、いやだー…
といった言葉を連発し、
その無限ループの中で、
性格は暗くなり、
ネガティブ思考が強まって、
人間関係までも、ぎこちなく
なってしまいました。
（やっぱりロボット。）
何かあると、なぜかまず、
頭で理解しようと必死になり、
自分が自分でなくなるような
感じが、すごくありました。
（まさにロボット。）
少々の失敗をした時など、
それまでならゲラゲラと
笑ってやり過ごせたことも、
緊張のせいか笑えなくなり、
不安、焦り、イライラ…と
ストレスがたまっていきました。
とにかく、
何をどうすれば良いのか？
が、分からなさ過ぎて、
いつも落ち着かない、
不安いっぱい…のような
日々でしたね、今、思えば。
とはいえ、引き返そうにも
戻る場所もなかったので、
「耐えて勝つ」の言葉を信じて、
進んでみよう！と思いました。
まだ見ぬ世界へ飛び込む時、
特に、それが自分にとっての
コンフォートゾーンから遠いと、
人は、こんなにも自信を失い、
不安な気持ちになるんですねー。
そーんな心の状態のままで
新しい事に挑んでみても、
これが、なかなか、何もかも、
思うように進みませんでした。
自分が、
どこに向かっているのか？
分からないままで歩くのは、
暗闇の中、懐中電灯なしで
一人で歩いているのと、
同じ状態なのでしょうね。
こっちに向かって歩いてて、
本当に良いのかなー？
このまま進んでいって、
本当に大丈夫かなー？
何かに
ぶつかったらどうしよー？
と、ウジウジしてたら、
ズコっ…！
（と、こける。）
あー怖い・・・少し
後ろに下がってみよう。
でもなんか違う気がする、
ちょっと横に行ってみよう。
あ、いや、これも違う、
やっぱり斜めに行こう。
と、超・弱気で優柔不断。
あちこちにぶつかり転んでは、
上下左右、色んな所に寄り道を
しまくりましたねー。
寄り道と現実逃避。
これまた無限のループです。
それでも、少し休憩したら
また立ち上がって、
七転び八起き？
起き上がりこぼし？
みたいな人生を、
歩むこととなりました。
どこが、
カラフルな道・・・
なんじゃ～？！
と、改めて、ちょっと前の
過去を振り返ってみたら、
あの頃、
人生、生き方、働き方などに
興味を持っていた私の選択は、
カウンセラーではなく、
「布」の道だったはずなのに、
結局のとこ、布の道に来ても、
人生、生き方、働き方について、
身をもって、学んでいることに、
今、気づいてしまった！
おもしろいですねー！
人生は。
ということは、あの時・・・
どっちの道を選んでいても、
学びの内容は似たようなモノ
だった、ということなのか？！
ビックリ！！！
悩みや痛み、苦しみの体験も、
過ぎてしまえば、過去は過去。
後になって思い出しても、
痛くも痒くもありません。
あ、でも、今は今で、また
新たな困難に面しているから、
悩みや痛み、苦しみの体験は、
永遠に続くもの…
なのかもしれなくて、
それこそが人生…
なのかもしれない。
楽ばかりを追いかけていた
２０代、３０代の頃に比べ、
人生の苦い面も
ほんの少し…
味わってみた、今は、
人生楽ありゃ苦もあるさ～♪
の歌の意味が、
もしかしたら前より少し、
分かってきたかも！
と、また生意気を…。
これ以上、続けると、
「たかが５０年の人生で、
エラソーなこと言うな！」
と、怒られそうなので、
この辺で失礼いたします。
ということで、
自分の未来の占い方
につきまして、
人生の岐路に立った時の
選び方は、どっちの道が、
よりカラフルに見えるか？
が、ポイントです。
が、実のとこは、
どっちを選んでも・・・
大差ない。
・・・のかもしれません。
どっちの道に進んでも、
痛み、悩み、苦しみなどを
なるだけ深～く味わって、
それを楽しむところにまで
持ってくる事ができたら、
多分、どんな道を選んでも、
その道がカラフルになる！
・・・んじゃないか？と、
今の私は、思っています。
なので、もし人生の岐路に
ぶち当たってしまったら、
自信を持って、
なんとな～く・・・
カラフルに見える
（気がする）方を、
選んでみてください！
おまけ：
最後に、今ココの、
私の未来を占います！
