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【マンガ】小梅けいと『戦争は女の顔をしていない』
小梅けいと著『戦争は女の顔をしていない』の感想です。
1 本書について
小梅けいと著、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ原著、速水螺旋人監修『戦争は女の顔をしていない 1』(2020)KADOKAWA
本書は、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』をマンガ化したものです。
著者であるスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチについて
なお、この漫画については帯文を寄せた富野由悠季、小梅けいと、速水螺旋人が対談をしています。
また「カドコミ2020」の8月特集でこの3名による鼎談が組まれています。
マンガ版の書評
2 感 想
戦争の恐ろしさとその中で生き抜く女性の逞しさを体感する作品でした。
このマンガに登場する女性たちは皆様々な形で戦争に関わっています。
彼女たちは戦争の中で、それぞれ現状を受け止め、何とかして生き抜こうと必死で動いています。
そして、戦争が終わっても誰も戦争から逃れられることはできず、それぞれの過去を抱えながら生きています。
それほどに戦争という事象は、あまりにも凄惨であり、かつ残酷な社会的事象です。だからこそ、その本質を理解するということはとても大事だと改めて感じました。
マンガ化の良いところは、年齢に関わらず誰もが手にとりやすくなることです。一人でも多くの人に読んでもらえればと思います。