見出し画像

[グルメレポート] シンプルで誠実な美食哲学 – ポルトガル発のサステナブルガストロノミー_Prado(リスボン)

2025年、今年の旅始めはパートナーの出張にちゃっかり同行した(現地では完全別行動)リスボンでした。初めてのポルトガルだったのですが、街並みも素敵で、人々もおおらかで、何より食べ物が美味しくて、ヨーロッパの割には物価も安くて。それはそれは魅力的な国でした。(リスボン旅行記はまた別途書こうと思います。)

そんなリスボン旅行の中でも、一番のハイライトだったこちらのお店、Prado(プラド)。

Pradoは、2017年にオープンしたFarm to tableを掲げるファインダイニング。ロンドンのトップシェフ、ヌノ・メンデスのもとで修行を積んだ若手シェフ、アントニオ・ガラピトが手がける料理は、地元の生産者と協力しながら、ポルトガルの伝統料理に海外の食文化のエッセンスを融合させ、海と大地の恵みを最大限に引き出すことを信条としているそう。

レストランのオープンに先立ち、アントニオはポルトガル中を旅し、信頼できる農家、漁師、ワイン生産者とパートナーシップを築いたそうでして、Pradoで使用する食材やワインの多くはオーガニック、ビオ、ナチュラルなものにこだわっているとのことです。

ポルトガルのガストロノミー最前線を体験できるPrado
ポルトガル語で「草原」を意味するPrado
店内にも緑が多く、どこか自然を感じさせる心地よい空間
いつも最初のドリンクはスパークリングに決めているのですが、
本日はお隣スペインのカヴァでスタート
グリルしたキャベツで挟んだ牛と椎茸のタルタル
牛肉とピクルスのタルトレット
ポルトガルと言えば!なサバのマリネに青りんごとオリーブを添えて
ロブスターブロスとアンズタケに、
ロブスターの身の天ぷら
キャラメライズした玉ねぎのリゾットに、鰻と鶏皮
初めての組み合わせですが、これが本当に美味しかった
他にも気になるメニューがたくさん…
ひとりだったので頼める数にも限りが有り、残念
マッシュルームアイスクリームと大麦とキャラメル
大麦とキャラメルの食感が新しくて、美味しかった
心からおすすめしたいお店になりました

どのお料理もシンプルでありながら、食材の持ち味を最大限に生かしたものばかりで、余計な手を加えず、素材そのものの美味しさを際立たせるものでした。ポルトガルの大地と海の恵みを存分に味わえる食体験。本当に美味しかった!またリスボンを訪れた際には、必ず再訪したいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集