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[タスマニア旅行記 Vol. 3] 地産地消の"豊かさ"を感じる、最高の食体験@VAN BONE

今日は、週末2泊3日タスマニアトリップ最終日、Day 3をご紹介します。
Day 1 & 2の内容は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

タスマニア3日目。目覚めとともに、タスマニアの澄んだ空気を吸い込める幸せを噛み締めながら、起床します。宿泊しているエアビが11時チェックアウトなので、午前中はホバートの街を散策。朝食はSun bear coffeeにて。こちらもエアビのオーナーさんに教えていただいたのですが、オーストラリアの中でも個人的お気に入りトップ5に入るくらい、素敵なカフェでした。とにかくアットホームで居心地の良い、柔らかい雰囲気を纏うカフェ。私はお決まりのアーモンドミルクのラテと、Porridgeをいただきました。こちらのPorridgeはココナッツミルクベースにりんごとハチミツ、ベリーソースにクランブルの組み合わせ。心が溶けてしまうような、幸せの味でした。

アットホーム&キュートなお店
Sun bear porridge(絶品)
みんなそれぞれ、朝のゆったりした時間を過ごしていました

カフェの数件隣りにある、THE 地元の本屋さん的なFullers Bookshopもオススメです。本はもちろん、小物やギフトアイテムも揃っていて、観ているだけでも楽しかったです。

店員さんおすすめのPOPを読み漁るのが好きです

エアビに戻って、チェックアウトまでの少しの時間、この素敵空間に身を置いてリラックスタイム。過去に泊まったエアビの中でも本当に心からおすすめできる宿泊施設なので、タスマニア旅行をする際にはぜひ。
Provider House

日常の喧騒から離れた静かな隠れ家的空間
この窓の造りがとても美しい
(こういったディテールは西洋のエッセンスなのですかね)

名残惜しさを感じつつもエアビをあとにし、ホバートから40分ほど車を走らせ、本日のメインイベントであるレストラン VAN BONEに向かいます。

VAN BONEは、タスマニア産の旬な食材を使ったFarm to tableコンセプトのお店。お料理のスタイルは、ナチュラル且つミニマルなアプローチで、タスマニアの土地の風土を映し出す料理体験を提供しています。

VAN BONEでの素敵な体験を綴る前に… お伺いした際にオーナー夫妻からお聞きしたのですが、2024年の12月をもってVAN BONEは閉店し、新たなオーナーさんに引き継ぐそうです。理由は、オーナー夫妻に1st babyが産まれるため、お二人の地元であるオーストラリア西海岸のMargaret Riverに戻られるとのこと。(キャリア優先ではなく、自分たちの人生に重きを置く考え方がAussieらしくて、素敵。)ちなみに、Margaret Riverという場所、初めて耳にした都市なのですが、ワイナリーや美しい海岸線が有名でAussieにも人気の保養地だそうで、個人的にも気になっています。「落ち着いたら、またどこかでお店を作るかもしれない」というオーナーシェフTimの言葉を信じて、彼のInstagramは引き続きチェックしていこうと思います。

とっても雄大な田園地帯の中に…
VAN BONEの看板を発見
心の高鳴りを感じながら店内へ
ウェルカムドリンクはタスマニア産のスパークリングをいただきました
(タスマニアってフランスのシャンパーニュ地方と気候がにているらしく、
スパークリングもとっても美味しくて有名だそう)
緊張しすぎない、温かみのある店内
本日のメニュー
シェフのおまかせメニューは1人$220でした
美しすぎるカトラリ
引き出しがあるタイプのテーブル、何故かワクワクしませんか?
グリーンティーとレモンのコンブチャ
バタークリームの温かいスープに、えんどう豆、アスパラガス、そしてキンレンカの花びらを
併設する畑で採れた朝採れ野菜のブーケに、ヤギのミルクチーズと卵黄・はちみつのドレッシング
(新鮮な葉野菜の味と食感をしっかりと感じながらも、濃厚なドレッシングがまろやかにまとめてくれます)
コーンクラストに、スズキのムースとボリジ
(美しいボリジは蜜源植物で、虫がたくさん集まってくるそう
花びらもほんのり甘みを感じました)
畑で採れた、ケネベックポテトの自家製チップス、
人参のグリルとサワードウ味噌、サラミプレート
(人参の甘みとサワードウ味噌の奥深い味わいが最高)
スピガレロにグアンチャーレ(豚トロの塩漬け)
(豚の脂身をしっかりと感じながらも、スピガレロのシャキシャキ感ですっきりと味わえました)
ケネベックポテトに、ホタテ・ワカメ・フィッシュガルムのソース
(このソースがとっても濃厚で、今でも味を思い出すくらい)
本来はここでタスマニア産の生牡蠣ですが、私達は牡蠣が食べられないため
別メニューでタコとグアンチャーレのグリル
ケネベックポテトブレッドに、ケフィアの発酵バター
(レストランでいただくバターの中で私的TOP5に入るお味でした、
そのままでも食べれちゃいそう)
オーガニックティーと朝採れのハチミツ
(蜂の食べ物によって風味が変わるといいますが、私がほのかにラベンダーを感じました)
カラマリと自家製XO醤のパスタ風
ポーターハウスステーキとコールラビ
窓から庭の畑を眺めてゆっくりとした時間の流れを感じます
デザートの前に、敷地内の畑を散策
この土地で作られたものを、この土地でいただく豊かさを感じます
なくならないでと願いながら食べた、
近所の牧場で採れたミルクのアイスクリームに発酵ハチミツといちじくの葉のソース
豚の血とチョコレートのクラストに、ルバーブ・ヘーゼルナッツ・タイムを乗せて
松の実とマッシュルームのキャラメル
ガラリンゴとクンゼアのキャンディ

ウェルカムドリンクからデザートまで、退屈さを感じさせない、あっというまの3時間。新しい食材に、新しい味の組み合わせ。美味しさを感じることはもちろん、それぞれのお料理に使われている食材と、その食材が生まれた土地にも心を寄せながら、ピュアな気持ちで食と向き合う時間。食べることは生きることなんだなぁ〜(私が好きなアリス・ウォーターさんのお言葉)と感じた、とっても豊かな食体験でした。

心豊かな気持ちでお店を出ると、近くにワイナリーを発見。Bream Creek Vineyardという、地元の老舗ワイナリー。30年以上に渡り、数々の賞を受賞し、タスマニアワインの魅力を世界に発信しているそうです。

秋の収穫が終わり、植え付けされたばかりのぶどう畑
テイスティングメニューと、赤ワインにぴったりな濃厚なチーズケーキをいただきました

あっという間に夕方になり、飛行機の時間。
心穏やかにシドニーへと戻ります。

帰りの飛行機から見た夕焼け
うっとりと、見入ってしまう空でした

以上、はじめてのタスマニア2泊3日の旅。限られた日程だったので、州都ホバートしか周ることができなかったのですが、タスマニアにはまだまだ魅力がたくさん。次回は世界遺産のクレイドル・マウンテンを訪れに、戻ってきたいなと思います。なかなか行く機会のないタスマニアですが、フーディーの皆さんには心から、オススメです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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