COVID-19の拡散能低下および呼吸困難報告

被験者登録は、April 2020から May 2021ということで、オミクロン株以前ということになる(オミクロン株は2021年11月24日に南アフリカから報告)

ゆえに、急性期症状・併存やlong COVIDの症状・重症度などは現状と異なるはず、ゆえに、どこまで現状を反映しているかが問題とも思えるが・・・

Björsell, Tove, et al. “Risk Factors for Impaired Respiratory Function Post COVID‐19: A Prospective Cohort Study of Nonhospitalized and Hospitalized Patients.” Journal of Internal Medicine, Feb. 2023, p. joim.13614, https://doi.org/10.1111/joim.13614.

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/joim.13614

【背景】
重症のCOVID-19は長期的な呼吸機能障害のリスクを高めるが、軽症のCOVID-19後のデータは少ない。目的は、COVID-19感染後3-6カ月における呼吸機能低下の危険因子を明らかにし、呼吸機能低下が運動能力の低下や息切れと関連するかどうかを検討することである。

【方法】
スウェーデンのウメオ大学病院、エーレブロー大学病院、カールスタード中央病院にCOVID-19患者を登録した。疾患の重症度は、軽症(非入院)、中等症(酸素療法を伴うまたは伴わない入院)、重症(集中治療)と定義した。拡散能(DLCO)を含むSpirometryは、退院または試験登録の3~6ヵ月後に実施した(非入院患者について)。息切れ(modified Medical Research Councilスケールによる1以上と定義)および機能的運動能力(1-min sit-to-stand test; 1-MSTST)を評価した。

【結果】
2020年4月から2021年5月にかけて、337名の患者が試験に登録された。重症のCOVID-19患者では、強制生命維持能力およびDLCOが有意に低下していた。入院患者では、20%でDLCOが低下していたのに対し、非入院患者では4%であった。息切れは40.6%に認められ,DLCOの低下と関連していた.1-MSTST中に病的な脱飽和反応または心拍反応が17%に認められた。しかし、この反応はDLCOの低下とは関連しなかった。

【結論】
DLCOの低下はCOVID-19の3~6ヵ月後の主要な呼吸器障害であり、入院が最も重要な危険因子であった。DLCOの低下と労作に対する病的な生理反応との関連がないことから、これらの生理反応は肺機能の低下とは主な関係がないことが示唆された。

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