COPD診断スルーされた人のほうが1秒量予測比が悪いという現実
拡張剤前の$${FEV_1}$$しか現実的にはできない場合が多い(汗
今回、FEV1予測比$${(%FEV_1)}$$に焦点をあて、患者・医師ともCOPD見逃しは逆説的だが、$$(%FEV_1}$$低値が多いという報告
医師の不適切判断が一要因というのは否定し難いだろう
Patient and physician factors associated with symptomatic undiagnosed asthma or COPD
Mathew Cherian, Kate M.A. Magner, G.A. Whitmore, Katherine L. Vandemheen, J. Mark FitzGerald, Celine Bergeron, Louis-Philippe Boulet, Andreanne Cote, Stephen K. Field, Erika Penz, R. Andrew McIvor, Catherine Lemière, Samir Gupta, Irvin Mayers, Mohit Bhutani, Paul Hernandez, M. Diane Lougheed, Christopher J. Licskai, Tanweer Azher, Martha Ainslie, Nicole Ezer, Sunita Mulpuru, Shawn D. Aaron
European Respiratory Journal 2023 61: 2201721;
DOI: 10.1183/13993003.01721-2022
【背景】 喘息やCOPDの有症者がなぜ未診断のままであるのかは依然として不明である。ここでは、閉塞性肺疾患(OLD)の症状がありながら診断を受けていない人と、医師が診断したOLDの人の患者および医師の特徴を比較した。
【方法】 無作為数字通話と集団ベースのケースファインディングを用いて、症状のある未診断のOLD患者451人と、症状のある医師診断のOLD患者205人を募集した。症状、QOL、医療利用に関するデータを分析した。また、両群の参加者のかかりつけ医を調査し、未診断のOLDの原因となりうる医師の診療習慣の違いを明らかにした。
【結果】 診断されなかったOLD参加者は、診断された参加者と比較して、気管支拡張前の強制呼気1秒量予測値の平均が低かった(75.2%対80.8%、OR 0.975, 95% CI 0.963-0.987 )。
また、症状による心理社会的影響が大きく、気力や疲労感も診断されたOLD患者より悪いと報告されました。
未診断のOLDは、かかりつけ医が15年以上の人、およびかかりつけ医がスパイロメトリーを行わずに呼吸器系薬剤を処方する可能性があると回答した人に多く見られました。
未診断のOLDは、スパイロメトリーを受けたことがない人(OR 10.83, 95% CI 6.18-18.98 )、専門医に紹介されたことがない人(OR 5.92, 95% CI 3.58-9.77 )でより一般的であった。OLDの未診断は,救急外来を受診した患者では少なかった(OR 0.44,95% CI 0.20-0.97)。
【結論】 症候性未診断のOLD患者は、診断された患者と比較して、気管支拡張前肺機能が低下し、QOLに大きな心理社会的影響を与えることがわかった。また、呼吸器症状に対して適切な検査や専門医の紹介を受けていない可能性が高い。
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気管支拡張剤投与前$${FEV_1/FVC}$$について当然のお言葉をperplexityから頂いた
Is there any COPD screening significance of FEV1/FVC prior to bronchodilator use?
PERPLEXITY
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