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◆ザイム真理教 日本経済の闇,通貨発行権の支配 #アンネの法則

プラザ合意で、いきなり円高になりましたが、その結果の経済界へのしわ寄せについて、あなたはどこまで知っていますか?


プラザ合意後の急激な円高は、日本の経済界に大きな影響を与えました。その主な結果は以下の通りです:

産業への影響

輸出関連産業の打撃

プラザ合意直前には1ドル=240円だった為替レートが、わずか1年で150円まで円高が進行しました

   日本の産業の約15%が輸出関連であったため、この急激な円高により多くの企業が競争力を失い、深刻な打撃を受けました

産業の空洞化

輸出大企業は円高に対応するため、海外への生産拠点の移転を進めました。これにより国内産業の空洞化が進行し、雇用にも影響を及ぼしました

地場産業の倒産

特に輸出関連の地場産業は円高の影響を直接受け、多くの企業が倒産に追い込まれました

企業の対応策

コスト削減

大企業は「一ドル=80円時代に対応する」として、以下のような厳しい対策を講じました

  • 賃金抑制

  • 労働強化

  • 下請け単価の切り下げ

これらの措置は労働者や下請け企業に大きな負担を強いることになりました。

経済全体への影響

円高不況

急激な円高により、日本経済全体が強い不況に直面しました。これは「円高不況」と呼ばれ、政治問題にまで発展しました

金融政策の変更

円高不況に対応するため、日本銀行は1986年1月から1987年2月にかけて5回の公定歩合引き下げを実施しました。その結果、公定歩合は5.0%から戦後最低の2.50%まで急低下しました

過剰流動性の発生

金利引き下げと為替介入によるマネーサプライの増加により、1980年代半ばの日本では「円高による過剰流動性」が発生しました

  これは後のバブル経済の一因となりました。プラザ合意後の急激な円高は、日本経済に大きな構造変化をもたらし、多くの企業や労働者に厳しい対応を迫ることになりました。この影響は長期にわたり、日本経済の進路を大きく変えることになったのです。


#アンネの法則の山下安音です。私のライフワークは、平和学研究とピースメディア。VISGOのプロデューサーに就任により、完全成果報酬型の教育コンテンツと電子出版に、専念することになりました。udmyとVISGOへ動画教育コンテンで、世界を変える。SDGs3,4の実現に向けて一歩一歩