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対人支援者こそ、本音の世界観が必要だ。あなたは本音で生きていますか?

こんにちは。共感傾聴しないキャリアコンサルタント、加美雪絵です。
あなたは、自分の世界観を持っていますか。
自分の世界観を形作る作業の一つとして「自分の好きな言葉だけで想いをつづる」というのがあるそうです。

私は、対人支援をする人間は、自分自身が明確な世界観と生きる上での指針を持つことが大事だと考えています。
自分に世界観があるからこそ、自分とは違う、クライアントの世界を差分としてはっきりと理解することができるから。

そういう訳で、私自身の好きな言葉で、今までの人生と対人支援にかける想いを文章にしてみました。「本音と本能で生きる」この世界観に共感してくれる方が、私のセッションのクライアントです。

新しい世界を、見たい、見せたい。

私は中学、高校といわゆるお嬢様学校に通っていた。
そこではみんな頭が良くて人柄も良くて。非の打ちどころのない女の子たち。
校則も厳しくて、スカートの丈も、前髪の長さも髪型も、持っている文房具も、履いている真っ白な靴下も、みんな、みんな同じ。
まるで金太郎飴かコピーロボットみたい。
私にはそれが物足りなかった。
もっと、違う、世界が見たい!

高校生になって、すぐにしたのはアルバイト情報誌を買うこと。
アルバイトしてるなんて学校にバレたら退学だけど、それでもどうしても違う世界が見たいのだ。
みんなが同じに見えるあの世界に居続けたら、もう窒息してしまいそう。

そうやって飛び込んだのは東京ドームのビール売りだった。
そこではフリーターのお姉さま方が、ド派手なメイクで着飾って、頭に大きな花飾りをつけて、
綺麗な茶色い髪の毛を揺らしながら歩合制の世界でガンガンにビールを売っていた。
東京ドームのスポットライトは野球選手じゃなく彼女たちに当たっているようで、それはそれはキラキラとまばゆく輝いてみえた。

成績が良いこと、親の職業が立派なこと、きつい部活に打ち込み成果を出して表彰されること、
それこそが素晴らしいとされる世界に生きてきた私は心から衝撃を受けた。
お嬢様学校の先生たちが見たら、冷ややかで蔑むような視線を送るであろうフリーターのお姉さまたち。
彼女たちはきっと、学歴なんて概念は気にせず生きているだろう。
家柄なんてまるで興味もないだろう。
でもお姉さまたちは誰よりもかっこ良く、プライドを持ってはたらいて、プロ野球に興じる観客たちの歓声をBGMに笑顔でビールをガンガン注ぎ、それはもう稼ぎまくっていた。
当時流行っていた宇宙人みたいな緑や紫のカラコンの瞳は、小さな世界から飛び出した私に新しい世界を見せてくれた象徴である。

そう、誰かが正解と教えてくれるものさしなんて、場所を変えれば正しさを失うのだ。
王道と呼ばれるものも、それは誰かのただの固定概念。
そこでは勝ち組と呼ばれない人たちも、その美しさが際立つ場所が他にあるというだけなのだ。
自分の輝く世界で、当たり前を疑いながら、自分だけの正解を見つけて生きていきたい。
だから私はいつだって、新しい世界を、場所を、のぞいてみたいのだ。 
世の中を多面的に理解したい。
その欲求は止まらない。

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おばあちゃんと私が見ている世界は同じなのか


大学を出て就職した通販会社で、私はおばあちゃんの洋服の商品企画の担当になった。
ハタチそこそこの若造が、自分の母親より年齢が上の女性の商品を企画する。
自分が「かわいい!素敵!」と思った洋服はことごとく売れず、
「どうしてこんなものが…?」と首をかしげるようなものが売れる。
その違いってなんなんだろう。

自分の感性で戦えないから、新人はまず徹底的に売れ筋を頭に叩き込む。
数字で傾向をつかんで、感性ではなく頭の中のデータベースを引き出して、売れる商品をつくるのだ。

だけど…私はまったく数字が頭に入らず。
逆に、おばあちゃんはどうしてこの服が好きなんだろう、どこに住んでるどんな人が、どんな体型でこれを着こなしてるんだろう。
どこにこの服を着て行ってる?この服を着たら、お友達になんて褒められる?
そんなことばかり妄想していた。

自分の日常にはない、おばあちゃんの日常という世界を頭の中に描いて妄想して、
道を行くおばあちゃんをしげしげと観察してその世界に没入することで、
この洋服はあのおばあちゃんたちは着たいと思うだろうか、そんな視点で商品が売れるか売れないかを考えるようになった。
数字で根拠が語れないので企画会議では上司によく怒られたが、私の企画した商品はどれもよく売れた。

巣鴨の駅前に集うおばあちゃんたちを、市場調査でよく見に行った。
おばあちゃんたちが見ている世界と、私が見ている世界。巣鴨地蔵。
それは、同じであって同じではない。
同じ景色をそれぞれの目で多面的に切り取っているのだ。

誰もが憧れる同世代のおしゃれファッション通販に異動になってからは、
そこで見るカワイイ洋服たちの世界はあまりに自分の日常の延長過ぎて、
なんの違いも見つからなくて、つまらなくてすぐ会社を辞めた。

自分じゃない誰かの目を通してものごとを見ることの楽しさ、
だからこそ知ることのできる価値観や驚き、喜び。
私は自分と他者との違いを知ることで、自分という人間の輪郭を際立たせようとしているとも思う。
だからこそ、自分とは違う景色を見て、違う価値観をはぐくみ、違う人生を送る、
私ではない誰かのことが、いつも知りたい。
その人が何を考え何に魅力を感じているのか、その人だけの特別な何かが知りたいのだ。
それは私にとっていつだって、新しい世界だ。


本気で、本音で、人と関わる化学反応

人材紹介会社にキャリアコンサルタントとして転職したとき、
初月から80名近くいた同じ部署のキャリアコンサルタントのうち誰よりも多くの人の転職を成功させた。
理由はわからなかった。でもとにかく楽しかった。天職だと思った。
楽しいと思えば思うほど、「加美さんのように私もキラキラとはたらける場所を見つけたい」と
転職活動を前向きにとらえる人が増え、ますます成果が出た。
人は楽しいと思って生きているだけで、勝手に人を魅了してしまうのだ。
ただ魅了するだけで、人の未来をアップデートすることすらできる。

毎日たくさんの人と面談をしたが誰一人として同じ価値観、同じ人生を歩む人はいなかった。
ひとりひとりがどんな世界を見ているのか、本当は何を考えているのか、深く話を聞いてそこに没入して、
本人にも見えていない感情や価値観、浮かび上がってくる強みをかわりに言葉にした。
どんな未来がその人にふさわしいか、様々な企業の求人票を見ていると勝手にイメージがわいたし、
職務経歴書やちょっとしたメールの文面の隙間から、直接的には書かれていないその人の感情や価値観があふれて見えて、
頭の中でいつもいろいろな人の未来を勝手に思い描いていた。
その人の輝く場所を、世間一般の物差しではなくその人の価値観に当てはめて考えたとき、
いつだって未来はキラキラと輝いてみえるのだ。
それは、本人さえ見えていない色鮮やかな未来。
私は新しい世界を、ただひたすら、見せていたい。

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自分とは違う人生を歩む人に没入して価値観や強みを言葉にすること、
感情にアプローチして前向きになってもらうこと、過去から未来へつなぐ、その人のストーリーを描くこと。
私が関わるからこそ化学反応が生まれて、本人も気づいていなかった新しい自分に気づき、感情が動き、
未来が大きく変わっていく。

だから私はいつだって、本気で、本音で、人と関わって化学反応を起こしたい。
化学反応が起きないような表面的なコミュニケーションには興味がないし、
本音を出すことを恐れて生きている人たちから1ミリでも本音の種が見えたら、絶対に捕まえて離さない。
本音の言葉のラリーは何よりも心が安らぐし、それがどんな話題であろうとも、何を話しても、
無駄な批判も共感もせずただただ違いを面白がり肯定し認め合うコミュニケーションは、
互いをより深く知るもはやエロティックな行為だと感じる。


私はあなたの本音が知りたい。
いや、本音だけでは物足りない、その本音を構成している、あなた自身ですら気付いていない
あなたの本能の声が聴きたいのだ。

そうやって化学反応を起こし、違いの輪郭を浮き上がらせ、
感情をぐらぐら動かしてひとりひとりの未来に大きな変化を起こしたい。

大きな化学反応を起こすには、強いエネルギーが必要だ。
本音を解き放つことは大きな勇気を要する。
もし受け止められなかったら、拒絶されたらどうしようという恐怖を伴うからだ。
だから私は誰よりも全力で生き、どんなことも受け止められる自分でありたい。
私が自分の本音と本能で自分の正解を決めてまっすぐに生きていくことこそが唯一、人の本音と本能を引き出す在り方であると思う。

大昔の偉人が打ち立てたキャリア理論や綺麗なフレームにあてはめられたキャリアカウンセリング。
それ自体にももちろん価値があるけれど、人の本音を引き出すのはもっと生々しい、
人の感情のぶつかり合いと、個々の経験、生き様だ。
だから私はいつだって、きれいごとで終えたくない。
自身の生き様や経験そのもので、人の感情を揺り動かしたい。
自分の生き様を、感情を人の価値観に差し込むことで互いの人生が交錯し、新たな気づきが生まれ、大きな化学反応が起こるのだ。
私の人生と生き様で人の人生にどんな化学反応を起こせるか、いつだって感情を設計し、
それによって新たな世界を、未来を見せようとしている。


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これから先の未来。
AIの発達により今ある仕事の49%はなくなると言われている。
単純作業はAIやロボットに切り替わり、
今はまだ想像もつかない、人間にしかできない複雑な思考、感情を伴う仕事がまた新たに生まれていくだろう。

より複雑に変化し続ける社会の中で、
人は複数の組織に属して複数の役割を担いながら、様々な顔を持ち、意思をもって自分の役割を決める。
人々は声高に自分の個性を主張し、自身のオリジナリティを価値として主張し続ける。

多様な声が日常にうずまき、多様性を通り越し本質はますます見えなくなる。
でも、本質も自分らしさも、無理に一つにあてはめようとしなくていいのだ。
自分の思考や感情に向き合い自分の正解を決めることに恐怖を感じる人、
社会が変わってもなお、誰かの決めた「正解」や「王道」を探し続ける人もいるだろう。
それは物差しは一つであると、この世界に一貫性を求めるから。
多面的な世界が、ひとつのものさしで測れるわけはないのだ。
複雑な自分を受け入れ、多面的に生きていくだけでいい。

「この先もなくならない職業に就きたい」なんて
自身の感情を無視して「答え」を探そうとするのはナンセンスで。
社会が求める市場価値なんて、明日には変わっているかも。
勝手な未来予測で頭を悩ます暇があったら、自分の本音と本能に従って、
ワクワクする選択肢を選べばいいだけのこと。
そして自由に無邪気に、心の赴くままに変化し続けるのだ。


だから私はあなたの本音と本能にアクセスする。
あなた以上に、あなたの見えている世界を、感情を、価値観を言葉にし、
それを濁らせるすべてのノイズは私の感情を通して取り除く。
私はあなたに、新しい世界を見せる存在であり続ける。

私の人生とあなたの人生の片鱗から化学反応を起こし、違いの輪郭を浮き上がらせれば、
感情はぐらぐらと動きだし自身の思考や感情そのものの価値に気付く。
自分自身の未来を、自分の言葉で選択していくことができるようになる。

そうしてひとりひとりが自身で選択した唯一無二の人生が、
また新たな化学反応を起こしながら、
まだ見ぬ複雑で刺激的な世界をつくっていくのだ。
多面的な個性が重なり合って、玉虫色に輝く、
私はそんな世界が見たい。

予定調和で想像できるものほどつまらないものはない。
いつだって世界は化学反応を起こし合い、ランダムネスでできているのだ。

そうして誰もが本音と本能で自分の未来をアップデートしていけば、
世界は永遠に化学反応を起こし続ける。
無駄な批判も共感もせずただただ違いを面白がり肯定し認め合う、
そんな社会の多様性と、そこから生まれるまだ見ぬ化学反応に、私はときめく。

私はあなたの本音と本能が知りたい。
その違いを、言葉で交わしあいたいのだ。

本音で 話したいと 思ったら

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転職やキャリアが専門領域と思われがちだけど。
恋愛やパートナーシップだって、友達や家族じゃない誰かと本音で話したくないですか?
転職でもキャリアでも人生でも恋愛でも。自分でも知らなかった自分の本音を引き出して、今の自分から変わりたい、という方が対象です。

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